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「それで、いい!」読書感想文のコツやあらすじ、伝えたいことは?2023課題図書

課題図書

2023年の低学年(1・2年生)向け課題図書に

選ばれている

「それで、いい!」

ひらがなとカタカナだけで書かれているので

少しページ数は多いですが

1年生でもじゅうぶん読めると思います。

感想文を書くための3つのポイント

あらすじや読んだ感想

伝えたいことや名言などを紹介していきます。

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それで、いい!のあらすじ

きつねは、えをかくのが だいすきです。

えをかきたくなったら

なんでもスケッチブックにしてしまいます。

かべさえも。

しかし、森のなかまは

大好きでかいている絵を

本物とそっくりではないと

あらをさがしてけちをつけたり、

色のぬりかたがざつだと文句を言ったりします。

もうすぐてんらんかいがあるので

じょうずにかいてだしてごらん

と言われます。

みんながおどろくような

すごい絵をかこうと意気込みました。

すごい絵をかくためには

「すごいもの」を見つけないといけないと思います。

自分の感じるすごいものを絵にするのですが

みんながすごいものだと思ってくれるか心配になります。

みんながすごいと思ってくれるのか

じょうずとほめてくれるのか。

きつねがすごいと思うものに出会い

絵をかくのに、

まわりの反応が気になり

描いたものを丸めてすてていきます。

せっかく気に入ったわしの絵も

仲間にけなされたときの言葉を思い出し

本物とちがうとか

色がきれいにぬれていないとかで

何枚もかきなおしました。

何枚もかき直すうちに

どんどん楽しくなくなってしまいました。

それは、まわりの反応ばかり気にするからです。

最後には、どうやってかいていたかすら思い出せなくなってしまいました。

次の日外に出ると

動物たちが鉄棒で遊んでいます。

その中に前回りができず

ぶらさがったうさぎがいました。

うさぎは

「うさぎのせんたくもの」

とばかにされ、わらわれていました。

うさぎが顔を赤くしてその場から立ち去るのを

きつねが家まで追いかけました。

家の中には、きつねがくしゃくしゃに丸めて捨てた絵が

たくさん貼られていて…

そこで、きつねは

なぜ絵をかいていたのか思い出したのでした。

さて、どんなことをもい出して

さいご、作品てんにはどんな絵を出したのでしょう。

それで、いい!の感想

おとなでも考えさせられる本でした。

本当に好きで夢中になっていること、

熱中してやれること

そんなワクワクした気持ちをいつまでも

持ち続けてほしいなと思う絵本でした。

そして、そのワクワクや夢中で取り組んでいることは

自分を満足させるのはもちろんですが

人にも感動を与えている

気持ちを分け与えているというのが

作品から伝わって来ました。

自分も、ずいぶん昔に子ども時代を終えてしまいましたが

やりたいこと

すきなことに向かっていくと

きっと自分にも人にも何かを分け与えることができるのではないか

そんなことを読みながら感じ

涙が出てしまいました。

 

また、何か正しくとか正確にとかに

とらわれない

その子のもっている

よさだったり、がんばりだったり、キラキラした気持ちを

大切にしないといけないなと思いました。

おとなのエゴで、つぶしちゃいけない!

子どもたちには、

正解や正しさを求めるだけでなく

それを、指摘するだけでなく、

良さを見つける目をもてる子になってほしいなと思いました。

それで、いい!名言・伝えたいことは

ことりちゃんがとぶのは、とびたいからよね。

とびたいからとぶ。とびたいから…

きつねはどこかでなくしてしまったたからものをみつけたようなきがしました。

人の目を気にするのではなく

自分の思ったことを

思った通りに行動する(ここでは絵を描くこと)

あなたは、あなたのままでいいんだよ。

やりたいことを、やりたいようにやる

そうすることで、

自分が動く原動力になるし

人に伝える力があるんだよ。

ということを伝えてくれているのだと思います。

 

例えうまくできなくても

自分のやりたい気持ちを大切に

挑戦していけるといいな。

とも思いました。

 

おとなは、そんな子どものやりたい気持ちを

押しつぶさないように

認めて励ましていけるといいですね。

それでいいの読書感想文のコツ3点

自分が好きなことや、ワクワクしたことの経験書きましょう。

きつねは、大好きだった絵をかくことを否定されて

次第に、どんな絵をかけばいいのかわからなくなってしまいます。

うまく書くより、ワクワクする気持ちが大切だったのですよね。

それを思い出させてくれたのは、うさぎさんの言葉でした。

うまくできなくても、

すきなこと

たのしいこと

わくわくするものはどんなことがあるかな?

それをしている時は、

何が楽しいの(わくわくする。好き)?

どうして楽しい(わくわくする。好き)?

その時の様子や気持ち経験したことなどを、

絵日記を書くように具体的に書いていくといいですね。

自分とお友達とのかかわりの中で嫌だったことや、逆に友達を傷つけたことはないかその時のエピソードを書いてみましょう。

きつねも、仲間から言われて傷ついていましたが

同じような経験はなかったか振り返ってみましょう。

友達が頑張って走っているのに

「遅いなぁ」

と言ってみたり

図工の作品を本人は頑張って仕上げて満足しているのに

「へた。」

とか

「なんだかわからない。」

「まだできないの?」

とか言ってしまう子が結構いました。

言ったり、言われたりした経験は結構あると思います。

少し、丁寧におうちの人が具体的な場面を聞いてあげると

思い出せるかもしれませんね。

もしかしたら、1学期子どもが、

同じようなできごとを伝えに来ていませんでしたか?

まとめに、これからのことを書いてみましょう。

自分が好きなことをどんなふうにやっていきたいのか

友達とどうやってかかわっていきたいのか

そんなことを書いていくといいですね。

 

感想文は、

感想を書くというよりは、

作文のように

自分の出来事を詳しく書き、

その時の思ったり考えたりしたことなどを書くといいです。

一緒におうちの方が聞き出してあげるといいですね。

それで、いい!の登場人物や出版社など

著者 磯みゆき さく    はたこうしろう え 
出版社 ポプラ社
出版年月日 2022年11月16日
ページ数 79ページ
定価 1430円
対象年齢 小1・小2 児童向け
登場人物 きつね やまねこ あひる いたち いのしし うさぎ

こぶたのきょうだい

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