2024年の中学年(3・4年生)向け課題図書、
さようならプラスチック・ストロー。
SDGsについて考え、
自分でできることを行動にうつすための絵本です。
ストローの始まりと改良の歴史、
プラスチックごみについて考えさせられる絵本になっています。
そんなさようならプラスチック・ストローのあらすじや感想、
読書感想文を書く時のコツなどをお伝えしていきます。
さようならプラスチック・ストローのあらすじ(内容)
5千年以上も前に古代シュメール人は、
大麦ビールを飲むのに困っていた。
そこで、葦(あし)を使い飲むことを考えた。
葦は空洞なので、
問題だったビールの上に浮いている麦の殻や
底にたまったおりをよけて飲むことができた。
お金持ちは金でできたチューブを使った。
金で作られたチューブは、女王の墓から見つかった一番古いストローだ。
その後、世界で見られるようになり
素材が変化していった。
そのうち、曲がるストローも発明され
素材もプラスチィックに変化していった。
もちろん、その良さもあったが
今はそれが環境汚染につながっている。
生き物に与えている影響も大きい。
プラスチックのストローは、
プラスチック製品に占める割合としては小さい。
でも、私たちが地球を守るためにできることは
そんな小さなことを変化させていくことだろう。
さようならプラスチック・ストローの感想
ストローの歴史が5千年以上も前からあったということに
まずは驚きました。
ストローについて書かれている本ではありますが
プラスチックの問題のごくごく小さな部分の話ではありますが
それは、まぎれもなく
問題を与えている部分を担っているものでもあります。
そんなプラスチックの問題を
分かりやすく伝えてくれています。
地球を守るために
今私たちができること、
しなくてはならないことを
子どもなりに考えるきっかけになる絵本だと思います。
いくつか、できる行動を示唆してくれているのもいいなと思いました。
プラスチックのストローを必要とする人たちがいることについても
書かれていて多面的に考えることができる本です。
さようならプラスチック・ストローの名言や伝えたいことを考察
伝えたいことは、ずばり
今我々が行動しないと
地球環境はもっと悪くなる、
わたしたちができることは何か
考えて行動しようということが伝えたいことだと思うが
誰も異論はないのではないでしょうか。
環境をまもるために、すこしでも役立つ方法をえらぶのは
たいせつなスタートだ。
小さな一歩がつぎの一歩につながって、
もっとだいじな問題にとりくむことができるようになるかもしれない。
これは、環境問題に限ったことではない
小さな一歩がなければ、前進はない。
生き方にもつながる言葉だなと思います。
わたしたちは、プラスチックよりも地球をえらぶことができる。
わたしたちは、よりよい変化を求めることができる。
わたしたちは、自分たちでより良い方向に進むことを
選択できるということを教えてくれている。
強いメッセージがここに込められていると思います。
さようならプラスチック・ストロー読書感想文のポイント
素直に、絵本の内容から考えたこと、知ったこと、
驚いたことを書いていけばよいのではないかなと思います。
事実の話です。
そして、もう、猶予はありません。
他にも、環境問題として自分が感じていることや
見聞きしたこと、出来事等
身近なことと結び付けて書いていけるといいと思います。
また、おうちの人から聞いたことなどと合わせて話を膨らませてもいいでしょう。
最後には、自分にもどって、自分がやっていきたいことや
未来の地球に対しての思いや
地球がこんな風になって、こんな暮らしができたらという
夢を加えても良いかもしれませんね。
さようならプラスチック・ストローの出版社、対象年齢など
著者 | ディー・ロミート文 ズユエ・チェン絵 千葉 茂樹訳 |
出版社 | 光村教育図書 |
出版年月日 | 2023年9月29日 |
ページ数 | 32ページ |
定価 | 1760円 |
対象年齢 | 小学校中学年から |
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