2026年の青少年読書感想文全国コンクール・
小学校低学年の課題図書に選ばれた
ララのまほうのことば
「読書感想文ってどう書かせたらいいの?」
「何を書けばいいのか子どもが分からなくて手が止まってしまう…」
そんな悩みをもつ保護者の方も多いのではないでしょうか。
実は読書感想文は、上手な文章を書くことよりも、
「本を読んで何を感じたか」を言葉にすることが大切です。
この記事では、元小学校教員・心理士の視点から、
ララのまほうのことばの読書感想文の書き方や、
親子で使える問いかけ例を紹介します。
ララのまほうのことばのあらすじ
主人公のララは、元気いっぱいで
自分の好きなことにまっすぐな女の子です。
毎日「みどりのおともだち」のところへ行き、
水をあげたり優しい言葉をかけたりすることを
楽しみにしています。
しかし、
おてんばなララに
お母さんはついイライラしてしまい、
ある日とうとう外へ行くことを止めてしまいます。
それでもララはみどりのおともだちのことを忘れません。
やがてララの優しさは
思いがけない形で実を結び、
お母さんの気持ちにも変化が訪れます。
言葉の力や愛情の大切さが伝わる、
心温まる絵本です。
ララのまほうのことばが伝えたいこと3つ
ララのまほうのことばが伝えたいこと①
やさしい言葉には人を動かす力がある
ララは毎日、
「こんにちは」
「かわいいね」
「おおきくなってね」
と、みどりのおともだちに優しい言葉をかけ続けます。
一方で、お母さんはララの自由奔放ぶりに、
つい厳しい言葉をかけてしまいます。
この絵本は、
言葉には相手を元気にしたり
安心させたりする力があることを教えてくれます。
ララのまほうのことばが伝えたいこと②
大切なものを大切にし続ける気持ち
ララは毎日欠かさずみどりのおともだちのお世話をします。
暑い日も、忙しい日も続けます。
好きなことを大切にし続ける姿は、
子どもたちにも共感しやすいのではないでしょうか。
自分が大切にしているもの(こと)を
大切にし続ける気持ちの尊さが描かれています。
ララのまほうのことばが伝えたいこと③
ありのままを受け入れてもらう安心感
物語の最後で、お母さんはララをぎゅっと抱きしめます。
私は心理士として、この場面がとても印象に残りました。
子どもは「そのままの自分を受け入れてもらえた」
と感じることで安心し、
自信を持って外の世界へ向かうことができます。
ララが元気よく
「いってきまーす!」
と飛び出していく姿は、
その安心感を表しているように感じます。
元教員・心理士として感じたこと
ララは一見すると
「落ち着きがない子」
「言うことを聞かない子」
に見えるかもしれません。
でも見方を変えると、
「好きなことを大切にできる子」
「優しい気持ちをもち続けられる子」
でもあります。
子育てをしていると、
どうしても困った行動に目が向きがちです。
しかし、この絵本は
子どものよさに目を向ける大切さを
教えてくれているように思います。
こどもも、きっと自分のことをおうえんしてくれるおとなにたいして
こころをひらいていくのでしょうね。
ララのまほうのことば読書感想文の書き方
読書感想文は、
「はじめ・なか・おわり」の3つで考えると書きやすくなります。
低学年の子どもにも学校では
「はじめ・なか・おわり」
というキーワードで学習を展開しています。
はじめ
なぜこの本を選んだのかを書きます。
例
「わたしは表紙のララが楽しそうだったので、この本を読みました。」
なか
心に残った場面や、自分の経験と似ていることを書きます。
おすすめは、
「ララと自分を比べてみること」
です。
たとえば、
- 大好きなことを続けた経験
- 誰かに優しい言葉をかけた経験
- 優しい言葉をかけてもらった経験
などを書くと感想文らしくなります。
おわり
本を読んで考えたことや、これからやってみたいことを書きます。
例
「わたしも友だちにやさしいことばをたくさんつかいたいです。」
ララのまほうのことば読書感想文に使える問いかけ例
感想が出てこないときは、次の質問をしてみてください。
「ララはお母さんに怒られてどんな気持ちだったと思う?」
主人公の気持ちを考えるきっかけになります。
「どうしてみどりのおともだちは大きくなったと思う?」
ララの行動や言葉について考えられます。
「あなたが言われてうれしいまほうのことばは何?」
自分の経験につなげやすくなります。
「ララと同じような経験はある?」
この質問が一番おすすめです。
感想文は、自分の体験と結び付いたときにぐっと書きやすくなります。
感想文の書き出し例
書き出しに悩む子は、こんな文章から始めてもよいでしょう。
「わたしは『ララのまほうのことば』を読んで、
やさしいことばはすごい力をもっていると思いました。」
「わたしはララがみどりのおともだちを大切にしているところが
すてきだと思いました。」
「わたしもララのように好きなことを大切にしたいと思いました。」
まとめ
読書感想文は、上手に書くことが目的ではありません。
ララのまほうのことばを読んで、
お子さんがどんなことを感じたのか、
どんな経験を思い出したのかを
親子で話し合うことが何より大切です。
もし感想が思いつかないときは、
学校で育てているアサガオや野菜のお世話と
ララの気持ちを比べてみるのもおすすめです。
ぜひ親子の対話を楽しみながら、
ララのまほうのことばの読書感想文に取り組んでみてください。
ララのまほうのことばの登場人物や出版社、対象年齢など
| 著者 | グレーシー・ジャン作 やの あやこ訳 |
| 出版社 | 工学図書 |
| 出版年月日 | 2025年7月 |
| ページ数 | 48ページ |
| 定価 | 1980円 |
| 対象年齢 | 5歳から |
| 登場人物 | ララ、おかあさん、ヘクターさん |
他の2026年の低学年、読書感想文課題図書は順次紹介していきます。

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