2024年の低学年(1・2年生)向け課題図書、
おちびさんじゃないよ。
自分ではどうしようもないことを
友だちからからかわれたり言われたりした経験が
ある人は少なくないでしょう。
そんなことに全く気にもしないテンちゃん。
テンちゃんの強さは
自分自身のことだけでなく
友だちを守ることにも使われていました。
小さい子たちは、どんなことを
おちびさんじゃないよから受け取るのでしょう。
そんなおちびさんじゃないよのあらすじや感想、
読書感想文を書く時のコツや伝えたいこと、名言などをお伝えしていきます。
おちびさんじゃないよのあらすじ
テンちゃんはかぞくでいちばん小さい女の子。
みんなテンちゃんのことを
おちびさんで何もできないと思っているけれど
なんでもできる。
体が小さいだけで、
いろんなことができるし、知っているし
だからおちびさんじゃあない
とテンちゃんは思っています。
ある日、テンちゃんより小さいと思われる
マルくんという転校生が来ました。
背の高さを比べようと近づくけれど
マルくんは何も言いません。
そのうち、学校のいじめっこがマルくんに近づいて…
おちびさんじゃないよの感想
家の中で一番末っ子のテンちゃん。
実は、学校でも小さいのでした。
でも、そんな自分ではどうすることもできないことに
テンちゃんは悩んではいません。
何だってできるし、色々なことを知っているから。
だから、いろんな人に小さい子扱いされたって
おちびさんじゃあないと思っている。
ここら辺は、自分ではどうにもならないことに
くよくよしないテンちゃんの強さを感じました。
他人にどうこう言われてもそれをはねのける強さが
テンちゃんにはあります。
そんなテンちゃんは強いなと思いました。
テンちゃんより小さそうな転校生のマル君は、
自分の小ささに引け目を感じているようでした。
いじめっこに目をつけられてしまったマルくんを助けるために
声を出したテンちゃんは
本当に勇気のある大物です。
見た目で決めつけて判断するのではなく、
中身が大事そんなことを教えてくれる絵本です。
おちびさんじゃないよの名言や伝えたいことを考察
テンちゃんって、いままで あった ともだちのなかで
いちばん おおものだと おもう
見かけではない、
本当の大切さ本質の大切さを
この一言が表していますね。
そして、勇敢に悪いと思うことに対して
しっかり伝えることの大切さも伝えていると思います。
おちびさんじゃないよの読書感想文を書くポイント
見かけで判断しないことの大切さ
外見や人の思い込みで
嫌な思いをしたことがないでしょうか。
もし、共感する部分があったら
自分は、どんな経験があってどんなことを思ったか
それをどうやって解決していったかを
テンちゃんと比べながら書けたらいいですね。
または、
見かけで判断しないことの大切さを感じた出来事があったら
そのことを書くのも良いと思います。
決めつけて(勝手な自分の思い込み)言ってしまったり
見かけで判断することも多いのでそんなことを振り返ってみてもいいですね。
悪いことは悪いと言える強さ
体は小さいテンちゃんですが
誰も気づかない意地悪に果敢に立ち向かって
いじめっ子にそれは、意地悪だと伝えることができました。
ちびと言い返されても
大きな声で言われたことに反論する勇気もありました。
そんな勇気を出して言えたこと、できたことを
思い出して書くことができるかもしれません。
逆に、悪いことと思っていても
相手に言えなかった自分とテンちゃんを比べて
どうしていきたいかということを書くこともできそうですね。
守ってもらって、
多分気にしていただろう体の小ささについての悪口にも
果敢に立ち向かったテンちゃんの姿勢に
マルくんもほっとしたようすが伝わってきます。
きっとマルくんも心強かっただろうし嬉しかったでしょうね。
おちびさんじゃないよの登場人物や出版社、対象年齢など
著者 | マヤ・マイヤーズ文 ヘウォン・ユン絵 まえざわ あきえ訳 |
出版社 | イマジネイション・プラス |
出版年月日 | 2023年2月27日 |
ページ数 | 44ページ |
定価 | 1870円 |
対象年齢 | 5~7歳 |
登場人物 | テン 先生 マルくん いじめっこ |
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