ブログを書いていて、きつねが出てくる絵本が多いことに気付きました。
このブログは教科書に登場する絵本を取り上げているのですが
それだけでも、きつねが登場してくる話が多いです。
きつねが出てくるとなぜか悲しいお話が多い気がしますが
皆さんはいかがですか?
きつねが出てくる絵本について紹介していきます。
きつねが多く登場するのはなぜか
はるか昔、日本にきつねは多く生息していたそうです。
きつねは、恐れられる存在である一方、
きつねは、神聖な動物としてとらえられていたようです。
神社にはお稲荷さんのつかいとして
本堂の手前両端に置かれていますよね。
お稲荷さんは、生活に密着した神様のようです。
生活に密着した神様の使い手であるきつねは、
日本人にとって身近な存在であり
大切な存在であったのではないでしょうか。
そこで、日本人にとって身近なきつねは
物語の登場人物になることが多かったのかもしれません。
女狐とか化かすという悪いイメージの狐が多いのですが
なぜか、最後は泣ける話になっているのははなぜなのでしょうね。
きつねが登場する絵本①きつねのおきゃくさま
きつねのおきゃくさまの簡単なあらすじ
お腹をすかせたきつねが
獲物たちを食べようとしていたのですが
ひよことの出会いで少しずつ
気持ちが変化していきます。
そして、自分の獲物をオオカミに狙われたきつねが取った行動は…
相手によって自分の考えを変えさせられるということが
小さい子にも伝わる泣けるお話です。
きつねのおきゃくさまの登場人物や出版社など
著者 | あまん きみこぶん 二俣 英五郎え |
出版社 | サンリード |
出版年月日 | 1984年8月20日 |
ページ数 | 32 ページ |
定価 | 1980円 |
対象年齢 | 5歳から |
登場人物 | きつね ひよこ あひる うさぎ おおかみ |
きつねのおきゃくさまは、こちらで詳しく紹介しています。
きつねが登場する絵本②ごんぎつね
ごんぎつねの簡単なあらすじ
ごんぎつねを知らない人はいないのではないでしょうか。
すべての国語の教科書で扱われています。
兵十のとった鰻をいたずらで奪ってしまったごん。
数日後兵十のお母さんが亡くなったことを知り
おかあさんは、鰻を食べられずに死んでしまったと
奪ったことを後悔したごんは、つみほろぼしを始めるのですが…
待っていたのは悲しい結末です。
ごんぎつねの登場人物や出版社など
著者 | 新美南吉作 箕田源二郎イラスト |
出版社 | ポプラ社 |
出版年月日 | 1969年3月1日 |
ページ数 | 36ページ |
定価 | 1925円 |
対象年齢 | 5歳から |
ごんぎつねについては、こちらで詳しく紹介しています。
きつねが登場する絵本③きつねの窓
きつねの窓のかんたんなあらすじ
子きつねを仕留めようと
子ぎつねを追ったぼくと
お母さんを人間に殺された子ぎつねの
交流が描かれています。
窓は、何と関係があるのでしょうか?
安房直子さんのファンタジーの世界に
引き込まれていくこと間違いなしです。
きつねの窓の登場人物や出版社など
著者 | 安房直子(著) 織茂恭子(イラスト) |
出版社 | ポプラ社 |
出版年月日 | 1977年4月1日 |
ページ数 | 36ページ |
定価 | 1925円 |
対象年齢 | 3歳・4歳・5歳 |
登場人物 | ぼく 子ぎつね |
きつねの窓は、こちらで詳しく紹介しています。
きつねが出てくる絵本④それで、いい!
それで、いい!は教科書に掲載されている絵本ではなく
2023年の低学年の課題図書になった本です。
それで、いい!の簡単なあらすじ
絵を描くのがだいすきなきつねはなんにでも絵を描きます。
ある日、森の仲間が
好きで描いていた絵について
似ていないとけなすのです。
もうすぐ開かれる展覧会に絵を出して
すごい絵をかこうときつねは思いました。
しかし、すごい絵をかくためにすごいものを見つけて描かないといけないと思います
今までは、自分の描きたいものを描いていたのに
みんながすごいものだと思ってくれるかが心配になってしまい、
褒めてもらえるのか
まわりの反応が気になってしまい
仲間にけなされたことを思い出し、
描いても捨ててしまい、そのうち絵を描くのが楽しくなくなってしまうのです。
きつねは無事に絵を作品展に出品することができたのでしょうか。
悲しくて涙が出るというより
感動して涙が出てくるお話です。
それで、いい!
著者 | 磯みゆき さく はたこうしろう え |
出版社 | ポプラ社 |
出版年月日 | 2022年11月16日 |
ページ数 | 79ページ |
定価 | 1430円 |
対象年齢 | 小1・小2 児童向け |
登場人物 | きつね やまねこ あひる いたち いのしし うさぎ
こぶたのきょうだい |
それで、いい!の詳しい内容はこちらで紹介しています。
きつねが出てくる絵本⑤てぶくろを買いに
ごんぎつねの新見南吉さんが描いたもう一つのきつねの本です。
しかし、これは泣ける絵本というよりは、ほっとする絵本です。
手ぶくろをかいにのかんたんなあらすじ
雪を初めて見たこぎつねは
興奮気味に雪で遊びます。
戻ってきた子ぎつねの手が冷たくなっているので
手ぶくろを買おうと母ぎつねと子ぎつねは出かけて行きます。
ところが、母ぎつねは人間に怖い目にあわされたことを思い出し
足がすくんでしまいます。
そこで、子ぎつねの片方の手だけ人間の手にかえて、お金を持たせて行かせます。
子ぎつねは、間違えて自分の手を出してしまうのですが…
無事に子ぎつねは、手ぶくろを買うことができたのでしょうか?
てぶくろをかいにの登場人物や出版社など
著者 | 新美南吉著 若山憲イラスト |
出版社 | ポプラ社 |
出版年月日 | 1970/10/1 |
判型・ページ数 | 32ページ |
定価 | 1925円(税込み) |
対象年齢 | 4歳、5歳、6歳 |
登場人物 | こぎつね、ははぎつね、帽子屋さん |
てぶくろを買いには、こちらで詳しく紹介しています。
コメント