2023年の低学年(1・2年生)向け課題図書に
選ばれている
「よるのあいだに…みんなをささえるはたらく人たち」
お母さんやお父さんからの
「仕事に関する絵本がほしい」というリクエストから
翻訳出版が決まったそうですね。
夜の間に働く人たちを紹介する絵本です。
仕事内容や
夜に仕事をする理由や大変さなどを物語として書いています。
あらすじや読んだ感想
伝えたいことや感想文へのヒントなどを紹介していきます。
よるのあいだに…みんなをささえるはたらく人たちのあらすじ
暗くなってきて
わたしが寝る準備をする時、
ママは出かけていく。
たいせつな仕事をしに行く。
紹介されているのは
ビルの掃除をしているサミーさん
誰もいないよるのほうが、そうじがしやすいから。
ビルで働く人は他にもいる。
監視員だ。
鳥が迷い込むこともあるそうだ。
警察官もいる。
みんなの安全を守ってくれる。
事件は夜だって起こる。
この前大きな音がしてかけつけたら
きつねの親子だった。
テレビキャスターも
朝、ニュースを伝えるために夜働いている。
他にもバンドマンや
スーパーやガソリンスタンドの店員
配達員
パン屋
工事の人
救急救命士
医者や看護師、助産師
初めて子どもが生まれたばかりのパパとママ
バスの運転手
それぞれの人たちがどんなふうに働いているのか
どんな思いで働いているのかを
すてきな明るい色や絵で
つながりをもって物語のように紹介しているので
楽しみながら絵本の世界に入ることができます。
よるのあいだに…みんなをささえるはたらく人たちの感想
仕事の紹介をどんなふうに
絵本で描くのかなと思ったのですが、
仕事によって町の人たちがつながっていくのが
分かるように描かれていました。
おとなの中ではもう、
知っていることかもしれませんが
子どもにとっては
未知の世界。
それも、寝ている間に人が働いているなんて
想像ができないことではないかなと思います。
寝ている間にも、
こんなに楽しそうなワクワクする世界があるんだ。
働いてくれている人がいるんだと
気付くきっかけになるんじゃないかなと思います。
絵も、
夜を表しているのでしょうか
青や緑系の色の中に
オレンジや黄色が多く使われ
色鮮やかに感じられて見ていても楽しい絵本でした。
よるのあいだに…みんなをささえるはたらく人たち伝えたいこと
わたしがねているあいだに、
いろいろな人が、
たいせつなことをしている
みんなのために、よるのあいだ、
バスを運転するママ、
「いつもありがとう!」
夜にも働く人がいて生活って成り立っているんですよね。
そして、夜だけでなくても家族にもありがとうって思うきっかけになるといいな。
感想文を書くポイント
この絵本。
どんなところから感想を書いたらよいのか(書かせたら)
難しく感じる人もいるかもしれませんね。
感想文は
あらすじを書くよりというか、
あらすじはほとんどいりません。
体験をメインで書くことが大切です。
思ったり感じたりしたことを
何か、具体的なことと対応させて書き進めることがたいせつです。
この本からかけそうなネタを紹介しますね。
もし、これ!書けそう。
と思うものがあったら嬉しいです。
自分の経験
おうちの人、身近な人が人が夜に働く仕事をしていると
書きやすいでしょう。
おうちの人が夜いなくて自分はどんな風に感じているのか
いない間、どんなことをしているのか。
それでもこの本を読んで
どんなことを思って考えたのかなどを
加えながら書いていくといいですね。
前半の部分を具体的に詳しく書くといいと思います。
なんで夜の仕事があるのかを考えて自分なりの考えを書いていく。
知らないところで頑張っている人への感想や感謝を書く。
知らないことを知ったことを素直に書き、
どうして必要だと思ったかとか
もし、自分のおうちの人が夜に働いていたらとか
夜働いている人がいなかったら…
とか
たくさんの「もし」
を考えるとたくさん書けそうです。
よるのあいだに…みんなをささえるはたらく人たちの登場人物や出版社など
著者 | ポリー・フェイバー文 ハリエット・ホブデイ絵
中井はるの訳 |
出版社 | BL出版 |
出版年月日 | 2022年10月20日 |
ページ数 | 32ページ |
定価 | 1760円 |
対象年齢 | 小学生 |
登場人物 (とりあげられている夜のお仕事) |
わたし、ママ、ビルの掃除をしているサミーさん
監視員、警察官、テレビキャスター、バンドマン、スーパー、 ガソリンスタンドの店員、配達員、パン屋。工事の人 救急救命士、医者や看護師、助産師、 初めて子どもが生まれたばかりのパパとママ バスの運転手 |
2023低学年の他の課題図書については、こちらで紹介しています。
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