としょかんライオンは多くの小学校の国語教科書に
読書を広げるための本として紹介されています。
ルールとはなんだろうと考えさせられる本でした。
小さい子たちは他人のルール違反に厳しい目で対応します。
それは発達段階として必要なのだと思います。
でも、色々な友達がいる中
ルールで縛れない大切なこともある
そんなことをこのとしょかんライオンは教えてくれます。
教師を30年以上続けた中で、かなりルールがゆるい方でした。
ルールは臨機応変に変化させていたので
図書館と学校を重ねて読み進めてしまいました。
そんなとしょかんライオンのあらすじや魅力、
伝えたいことを考察していきます。
としょかんライオンのあらすじや内容
ある日図書館にライオンが入ってきました。
あわてた図書館員のマクビーさんは、
メリウェザーのメルウェザーさんのところに報告に行きます。
しかし、
メリウェザーは図書館の決まりを守るならそのままにしておきなさいと言います。
ライオンが初めて図書館に来た日は
読み聞かせが終わるともっと聞きたかったからか
大声を出してほえてしまいました。
しかし、次から静かにすると約束したので
次の日も図書館に来ることを許してもらえました。
次の日からライオンはメリウェザーのお手伝いをしたり
来館者のお手伝いをしたりして過ごし
読み聞かせを聞くのでした。
すっかり図書館になくてはならない存在になったライオンですが
ある日、メリウェザーが大けがをしてしまい、
マクビーさんにけがを知らせるために
静かにするという約束をやぶり大声でほえたのです。
おどろいたマクビーさんは
「決まりを守っていない」
とメリウェザーに知らせに行くのでした。
その日から図書館にライオンは来なくなってしまいました…
としょかんライオンの伝えたいこと
としょかんライオンの伝えたいこと ルールの大切さ
そもそも、ルールは何のためにあるのでしょう。
そんなことを考えるきっかけになります。
図書館や公共施設の場合他の人もいます。
みんなが快適に過ごすためには
最低限のルールがありますよね。
やっぱり最低限のルールは必要です。
だから、それを守っている限り、
どんな人(ここでは動物ですが)でも受け入れられるんですよね。
としょかんライオンの伝えたいこと 柔軟性の大切さ
ルールは大切ですが
それを破っていい場面もあります。
世の中、すべてマニュアル通り、ルール通りでは
その枠からはみ出ることもあるのです。
そんな場面をこの本は子どもにも分かりやすく教えてくれます。
相手のことを思ったルール違反は
否定されるものではありません。
まず、相手ありき。
相手の状況を判断して正しいより良いと思える行動をとれる
そんな人でありたいと思います。
としょかんライオンの魅力
としょかんライオンの魅力①やさしいタッチの水彩画と色鉛筆のイラスト
表紙をめくったところから
絵が始まります。
町を歩いているライオン
そしてもう1枚めくると図書館に入ろうとしているライオン。
そしてもう1枚めくると…
お話が始まるのです
最後はどんな絵で終わるのかな。
そんなことも楽しめます。
そして、話の内容と絵がとってもマッチしていて
図書館から出て行ったライオンが雨に打たれて
図書館の前にいる様子
ライオンをうとんでいたマクビーさんが雨の中
ライオンを見つけて話している様子
絵を見ているだけで引き込まれます。
としょかんライオンの魅力②ルールについて考えさせてくれる。
ルールの大切さも分かります。
そして、ルールはがちがちに固めてはいけない
ハンドルの遊びの部分とでもいえる
ちょっとした融通をきかせる大切さについて
かってにルールを変えるということではなく
教えてくれる本です。
としょかんライオンの登場人物や出版社、対象年齢など
著者 | ミシェル・ヌードセンさく ケビン・ホークスえ
福本友美子やく |
出版社 | 岩崎書店 |
出版年月日 | 2007年4月20日 |
ページ数 | 41ページ |
定価 | 1760円 |
対象年齢 | 3歳以上 |
登場人物 | としょかんいんのマクビーさん としょかんちょう(メリウェザー)としょかんのおねえさん こどもたち |
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