私がしろいうさぎとくろいうさぎの話を知ったのは
実は最近なのです。
何かの物語を読んでいて
この絵本が取り上げられていたのが
この本を初めて知ったきっかけでした。
読んでみたら、
これは結婚する人たちにプレゼントしたいなと思いました。
原作の題名は「The Rabbits‘ Wedding」だそうです。
そんなしろいうさぎとくろいうさぎの愛にまつわるお話の
魅力や伝えたいこと(教訓)や名言などをお伝えします。
しろいうさぎとくろいうさぎのあらすじ
広い森の中に
小さいしろいうさぎとくろいうさぎが住んでいました。
二匹はいつも一緒に1日中楽しく遊びました。
しかし、そんな中、
くろうさぎは時々悲しそうな顔をして
考え事をするのでした。
何を考えていたのかと言うと
くろうさぎは、願い事をしていたそうです。
その願いを聞いて、
しろうさぎはもっと一生懸命に願うようにすすめました。
さて、
どんな願いで
その願いはかなったのでしょうか…
優しい幸せな気持ちになる絵本の続きを
ぜひ読んでみてくださいね!
しろいうさぎとくろいうさぎの魅力
しろいうさぎとくろいうさぎの魅力①絵
いつも、絵について魅力だと
ブログでお伝えしている気がしなくもないですが
このしろいうさぎとくろいうさぎも
やはり、絵が素敵です。
ふわふわ、ほわほわした柔らかい線と色で描かれた世界
二ひきのうさぎの絶妙な繊細な表情や
静かな色合いが物語全体を優しく包んでいる
そんな印象を私は受けました。
全体的に落ち着いた風合いの色づかいの中
二ひきが結婚する場面では
タンポポの花の黄色が印象深く
タンポポが際立っていて、目を引きました。
また、
目をまんまるくした
二ひきのうさぎの表情を始め、
うさぎの表情に同じ表情がないんです!
文を読まずに絵をながめるだけでも楽しいし
ホッとした気持ちになれました。
それは、結婚という形をとる二羽にたいしても
お互いが存在することが
ホッとした気持ちになるということにつながるのかな
そんな結婚の素敵さを絵からでも感じさせてくれる本です。
しろいうさぎとくろいうさぎの魅力②静かな文章
しずかな旋律を奏でているような
語りや描写です。
その淡々とした話の中で
余計なことが語られるのではないので
さらに、
くろうさぎの願いや思いが
読者に感じられるのではないでしょうか。
少なくても、
私にはくろうさぎの強い願いを感じることができました。
登場人物の思いがストレートに伝わる感じでした。
特に、互いの気持ちを確かめ合うところは
同じ文章を使っていることで
リズムが生まれて
最後手を出し合うところは心が温まりました。
お互いの気持ちを確かめ合うって
こんな柔らかい思いに包まれた
優しい素敵な気持ちなんだなと
昔を思い出させてもらいました!
小さい子どもたちにも
感覚的にその温かさや優しさは伝わるのではないでしょうか。
しろいうさぎとくろいうさぎの伝えたいこと
しろいうさぎとくろいうさぎの伝えたいこと①一緒にいることの幸せ
ともすると忘れがちですが
このしろいうさぎとくろいうさぎの話は
いつまでも一緒にいられることが一番の願いで
それが一番の幸せだよなと
改めて思わせてくれます。
くろうさぎは、約束を交わしていないので
離れてしまうかもしれないという不安を抱えていたのでしょうね。
いつまでも一緒にいられることを約束できた時
本当の安心感を覚えたのでしょうね。
結婚を決意する時って
そんな時だなと思います。
つい、日常に流されれてそんな当たり前のことを忘れてしまいますが
一緒にいられる幸せを忘れないようにしたいです。
親子の関係にしてもそうですよね。
いることが当たり前すぎて
親子なら、いつか子どもは自立していくのですから
いつまでも一緒にはいられません。
一緒にいられる時を大切にしていきたいですよね。
そんなことを考えると
なんだかあたたかな気持ちになりませんか?
しろいうさぎとくろいうさぎの伝えたいこと② 強く願うと願いはかなう
くろいうさぎのねがいごとをきいて
しろいうさぎは
ねえ、そのこと、もっといっしょうけんめい
ねがってごらんなさいよ
とくろいうさぎに伝えました。
心をこめて強く願い
それをしろいうさぎに
これからさき、いつもきみといっしょに
いられますように!
と伝えました。
きっと、その強い思いがしろいうさぎにとどいたのでしょうね。
その思いをかなえることができましたよね。
しろいうさぎとくろいうさぎのはなしは、
お互いを思う結婚のお話ですが…
他の願いや成し遂げたいことも
強く思い、言葉にすることで
実現する可能性が上がると思いませんか?
私は、気持ちや思いはしっかり声に出して
伝えたい。願いたい。
としろいうさぎとくろいうさぎのはなしを読んで
改めて思いました。
しろいうさぎとくろいうさぎの名言
じゃ、わたし、これからさき、
いつもあなたといっしょにいるわ
いつも一緒にいたいと覚悟?願いをもって
結婚ってするんですよね。
二人がいるところは、
安心が存在する場所であってほしいし、
安心な場所でありたいなと再確認しました。
つい、忘れてしまって相手に文句を言いそうになっていましたが
気を付けます!
いつも いつも、いつまでも?
いつも、いつも、いつまでも!
くろいうさぎとしろいうさぎの
会話のちゃっちボールの部分です。
勢いを感じます。
くろいうさぎが本当に?
と念を押すのにたいして
すかさずしろいうさぎが返事を返していて
しろいうさぎの思いも私には、感じることができました。
それからというもの、くろいうさぎは、
もうけっして、かなしそうなかおはしませんでしたって。
ほっこりする最後のフレーズです。
安心とやさしさにに包まれて
きっと二匹は笑顔でずっとずっといられたのでしょうね。
しろいうさぎとくろいうさぎの登場人物や出版社など
著者 | 文・絵 ガース・ウイリアムズ 訳まつおかきょうこ |
出版社 | 福音館書店 |
出版年月日 | 1965年6月1日 |
ページ数 | 32ページ |
定価 | 1320円 |
対象年齢 | 読んであげるなら4歳から 自分で読むなら小学校中級 |
登場人物 | しろいうさぎ くろいうさぎ
ほかのちいさなうさぎ もりにすむほかのどうぶつたち |
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