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白い花びらの魅力を考察!読んだ後に聞きたいことも!3年生教科書に掲載。

教科書

白い花びらの絵本は

よくある絵本の大きさより細長いです。

そして、表紙の桜の絵が素敵で思わず手に取りたくなります。

私はこの本を知らなかったのですが

小学校3年生の国語の教科書に掲載されています。

春のお話なので3年生になって一番始めに学習する

物語教材に選ばれているようですね。

そんな白い花びらの魅力や伝えたいこと

あらすじや感想を紹介していきます。

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白い花びらのあらすじ

じゅうたく地の道路から、林の中へ続く道をゆうたが見付けました。

一緒にいたかずきがどんどん先に進んでいきます。

進んだ先に見つけたものは広い野原でした。

進んでいくと女の子が一人、林に向かって話しかけています。

かずきの声にこたえて振り向くと

もう女の子はいなくなっていました。

かずきは、二つの細長い岩を見つけ

その上にのっていました。

ゆうたも岩の上に登り、体を揺らすと馬に乗っている気分です。

この日、ゆうたはこの岩を好きになったのでした。

別の補遺、ゆうたは一人で出かけてみました。

それというのも、女の子のことが気になっていたからです。

女の子は、ゆうたがこの前気に入った岩の上にいました。

ゆうたもその岩にのると

風が吹いて草が揺れ

気付くと黒い馬の背中に乗っていました。

女の子と一緒に走っています。

先を走る女の子からは花びらが降ってきます。

周りが静かになり、ゆうたが目を開けると岩の上にいました。

もう女の子の姿はどこにもありませんでした。

白い花びらの感想

教科書によくあるファンタジーの物語でした。

ファンタジーの入り口には、風が関係しているものが多いですよね。

この物語も風がファンタジーや不思議な世界に入る時の合図となっていますね。

今は、私の周りに広場は無くなってしまいましたが

その昔は広場も近くにあり

子どもの頃はゆうたたちのように空き地が冒険の場所で

日々日が暮れるまでかけ回っていたのを懐かしく思い出しました。

木登りもしたし

はだしで走り回ったし

絵本の中で新しい世界を旅していたのを思い出しました。

自分はその頃何を思い、どんな空想を働かせていたのか

忘れてしまったのですが

子どもたちは、きっと今もそんな空想の中を

ふわふわ生きているのかなと思うと

羨ましくもあります。

当時を忘れてしまった私も、

広々とした自然やゆったりとした時間の中ので少しずつ成長していったのだろうと

再確認しました。

わたしもどちらかというとゆうたのように

人の後をついていき、

自分のことは主張せず

おとなしい子だったので

ゆうたが今回の経験でどんなふうに成長していくのか楽しみになりました。

白い花びらの魅力

もし、教科書が初めての出会いだったとしたら

絵本も手にしてほしいと思います。

絵本ならではの魅力がありますよ!

白い花びらの魅力①素敵な表紙と絵

日本画のような絵。

優しい絵。

桜の花びらが一枚一枚丁寧に描かれています。

タイトルと同じ銀がところどころにはめられていて

キラキラ光って素敵です。

表紙だけでも飾っておきたいと思いました。

一方、本のページをめくると

澄みわたるようなクリアな色遣いです。

最後の場面の緑の野原の中にポツンとあるたった一本の桜の木。

桜の木がにほっとするとともに

目が桜の木に釘付けになるのは私だけでしょうか。

ゆうたたちはどんな光に包まれどんな花をさかせるのだろうと

思いを巡らせました。

白い花びらの魅力②ゆうたの変容

白い花びらの話は

静かでゆったりとした感じで話が進みます。

ゆうたはキャラが濃くなく

どちらかと言うと控えめです。

話全体を通しても大変身するわけではなく

ちょっと成長?変化?したかなというくらいの変化です。

だからこそ、その変化を見付けるために

国語で問われたとしたら必死に子どもたちは文章に戻るのではないかなと思います。

そして、何かのきっかけで

人ってちょっとした変化を経験することができるんだって

日常にもちょっとした変化を起こすきっかけはある

そんな風に思える作品ではないかと思います。

読んだ後に子どもに聞いてみたいこと

子どもに聞いてみたいこと①

ゆうたくんは女の子と関わるにつれてどう変わったか

馬に乗って女の子とかけているところで

変化しているゆうたを見つけることができると思います。

子どもに聞いてみたいこと②

また女の子に会えるかな

正解はないので、その子の思いが自由に根拠とともに話せたらいいですね。

その時は、大人になりすぎて

会えたことにゆうたは気づかずに

なにか大切なことを忘れていると思っている

とか、

大切な存在になって女の子が隣にずっといる

とか、空想は色々膨らませそうですね。

子どもに聞いてみたいこと③

ゆうたとさくらの木とは、どんなふうにして、再び出会うかな

これも、読者に自由に発想を広げてもらう問いになりますね。

白い花びらの登場人物や出版社など

著者 やえがしなおこ文 佐竹美保絵
出版社 岩崎書店
出版年月日 2017年2月28日
ページ数 36ページ
定価 1760円
対象年齢 3・4歳 小学校低学年 中学年
登場人物 ゆうた かずき 女の子

 

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