中居正広さん司会の中居正広のニュースな会(現キャスターな会)から
生まれた絵本ピンポンパンポンプ―。
キャラクターデザインは劇団ひとりさん。
文は古市憲寿さんです。
中居正広さんは監修ですが…
ピンポンパンポンプ―のあらすじや感想、伝えたいことや
タイトルの意味、どのようにして絵本になったのかなどを紹介していきます。
ピンポンパンポンプ―のあらすじ
とってもなかのいいのんちゃんとびりいーくんがいました。
びりーくんのたんじょうびなのです。
いっしょにのんびりーらんどにいくやくそくをしたのですが、
いつまでたってものんちゃんは、こないのです。
ついに、いえにかえることにしました。
のんちゃんのいやなところを
つぎつぎとをおもいだしていきます。
しかし、そのいやなことの後にはいつもすてきなことがまっていたのでした。
そんなことを思い出すと
のんちゃんが来なかった理由があった気がして
のんちゃんのことが心配になりました。
ちょうどそのとき、家のチャイムが鳴って…
ピンポンパンポンプ―の感想
ちょうどコロナ禍で
中居正広のニュースな会を見ていて
劇団ひとりさんが3Dプリンタにはまっていたのを
聞いていたのですが、
それから始まって絵本プロジェクトにつながっていたのですね!
ストーリーは、シンプルでありながら
場面も色々な場面があって、
小さな子達にも分かりやすく楽しめる絵本だなと思いました。
また、絵もはっきりして色も鮮明で、
これまた、はっきりした色が好きな小さい子にとって
楽しめる絵本になっているのではないかなと思います。
のんちゃんとびりーくんがとても仲良しなのが伝わります。
のんちゃんがびりーくんをとても大切にしていて
びりーくんのことを本当に思っているのが
話の中からたくさん伝わってきました。
ピンポンパンポンプ―伝えたいこと
ずばり友情ですね。
のんちゃんがやくそくのじかんになっても
来なかったのでのんちゃんをきらいになろうと
のんちゃんの嫌なところを思い出していくことにしました。
しかし、嫌なことを思い出しても
その後には、いつも素敵なことが待っていました。
だから、のんちゃんに何かあったのではないかというところに
思いを巡らせることができたのですよね。
思っていた通り、のんちゃんが約束の時刻に来られなかったのには
理由があったのですが…
それがまた素敵。
のんちゃんも、びりーくんも
相手のことを思いやっているというところが
このお話のいいところでもあり
伝えたいことなのではないでしょうか。
ピンポンパンポンプ―は、どのようにして誕生したの?
新型コロナで外出自粛中に
3Dプリンターにはまった劇団ひとりさんが
色々なものを作っていきました。
シリーズとして手がけていたのが、
当時会社を設立したばかりの中居さんのために作った
「のんびりなかい」のロゴが含まれる作品でした。
その、ロゴすら勝手にひとりさんが作っていたのですが…
その中の一つとして、のんびりなかいのキャラクターを作りました。
のんちゃんとびりーくんという二匹のカピバラです。
二匹はのんびりーランドの住人です。
その出来がよかったので
のんちゃんとびりーくんをもとにした絵本にしたらいいのではという話になり
そこから絵本プロジェクトが始まったのです。
古市さんが物語を作ることになりました。
最初に、古市さんが友情物語か親子の物語ということで
2話のラフ案を3分で考え中居正広さんと劇団ひとりさんに見せました。
その時、中居正広さんが「ありがとうを100言うと死んじゃう…」という
話を考えているということをポロっと口にしたところ
感謝をテーマにした絵本も考えるということになりました。
友情物語か親子の関係の物語、感謝のテーマの本を古市さんが描きました。
その中で友情(仲直りがテーマ)と感謝の本をもって出版社に相談に行きました。
感謝の絵本の方が楽しそうということで話が進み始めたところ…
始めから取り組んでいた友情をテーマにした本を書きたいという
古市さんの気持ちをくんで
友情がテーマの絵本を描くことになりました。
まぁ、文を書くのが古市さんなので
古市さんの気持ちが一番大切ですよね。
きっと、古市さんは最初から書きたい方が決まっていたのではないでしょうか。
とはいえ、番組から生まれたプロジェクトだし
中居正広さんや劇団ひとりさんの意向も聞かないといけないと思って
おうかがいをたてていたのかなぁと思いました。
それにしても、さらっと絵本の案が欠けてしまうのがすごいですね。
ピンポンパンポンプ―のタイトルの意味は?
どうやら、意味はなさそうです。
タイトルは中居正広さんのインスピレーションで決まりました。
一度聴いたら忘れない、覚えやすい
語呂が良い・ついになっている
長いより短い方がいい
8~10文字擬音はひらがな
という出版社のアドバイスを参考にしたのかどうかは定かではありませんが…
覚えやすくて、忘れない
語呂もいい短いタイトルになっていますよね。
ピンポンパンポンプ―の出版社や対象年齢など
著者 | 監修 中居正広 キャラクターデザイン 劇団ひとり
文 古市 憲寿 絵 小山友子 |
出版社 | マガジンハウス |
出版年月日 | 2020年11月26日 |
ページ数 | 36ページ |
定価 | 1650円 |
対象年齢 | 4歳ころから |
登場人物 | のんちゃん びりーくん びりーくんのパパ |
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