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ニャーゴ読み聞かせにも!宮西達也さん作品。感想や解釈!小2国語教科書にも掲載!

教科書

ニャーゴは、小学校2年生の国語の教科書にも出てきますが、

読み聞かせにもおすすめです。

全文ひらがなで書かれているので

文字が読めるようになったお子さんが一人で読むにも

ストーリーが分かりやすく、絵も楽しめるのでおすすめです。

少し文は長いかなと思いましたが

1年生に読み聞かせても、

笑いがおきていたので

ストーリーは十分理解して楽しめます。

そんな「にゃーご」の絵本の魅力、あらすじや感想、

作家の宮西達也さんの他の作品などを紹介していきます。

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にゃーごのあらすじ

のはらで、先生ねずみが

ねこの絵をかき

ねこを見たらすぐににげるように

ねずみたちに伝えています。

みんないっしょうけんめい、

話を聞いているのですが

3びきのねずみは

きりかぶのかげでおしゃべりにむちゅうです。

3びきが気付いたときには、

だれもいなくなってしまいました。

そこで、3びきは桃を取りに行くことにしました。

すると、3びきのまえに

「にゃーご」

とねこが立ちはだかりました。

しかし、3びきは目のまえにいるのが

ねこというものを知りません。

何も知らないねずみたちは

「にゃーご」

と言った相手に、

だれなのかとたずね、

なにをしているのかと聞き、

いっしょに桃を取りに行くことを提案します。

ねこは、ももを食べた後に

ねずみたちを食べようといっしょに出かけたのですが…

続きが気になった方は、本を読んでみてくださいね。

にゃーごの作者宮西達也さん

宮西達也さんは、

1956年12月23日生まれです。

出身は、静岡県駿東郡だそうです。

日本大学芸術学部美術学科卒業。

人形美術、グラフィックデザイナーを経て絵本を書き始めたそうです。

絵本作家さんは、芸術学部卒業の方が多いですね。

私は、宮本達也さんが絵本作家に変わった理由を知りたくなりました。

にゃーごの絵と作者の宮西達也さんの他の作品は?

宮本達也さんの絵本は、

ウルトラマンや恐竜をモチーフにしたお話もあり、

「おとうさんはウルトラマン」や

「ティラノサウルス」シリーズの作品があります。

「さよなら、ティラノ」が2021年にアニメ映画化されています。

見たことのある方も多いのではないかと思います。

1年生くらいの男のたちが

ウルトラマンというワードに興味を惹かれて

絵本を手にしていました。

ニャーゴの話は、

絵の雰囲気が違ったので

あのウルトラマンや「ティラノサウルス」シリーズの

絵本を描いていた方が

にゃーごの絵を描いている人と同じということは

この記事を書くために

調べるまで知りませんでした。

とくに

ティラノサウルスシリーズの

「おまえうまそうだな」

は、泣けるお話なんです。

映画にもなっているんですよね。

ぜひ手に取って読んでみてください。

私は、絵があまり好みではなかったので

手にしたことがなかったのですが、

子どもに

「読んで」

と言われて読んでみて、

涙が出そうになりました!

絵と内容のギャップにびっました!

おまえうまそうだなは、

子ども向けと言うより、

大人向けではないかと思われるような本です。

クラスの子たちも大好きで何度も読み聞かせしました!

私は宮西さんの作品を読むと、

ほんわか温かい気持ちになれます。

宮西達也さんの絵本はシリーズものも多いので

一つ気に入った作品を見つけると、

シリーズで読めるのはいいですね。

いくつか読み聞かせで紹介すると、

図書の時間や図書館に子どもを連れて行ったときに

何を読もうかとなかなか選べない子に

シリーズで読むことをすすめるのも、

読書を広げる一つのきっかけとなりそうです。

にゃーごおすすめポイント

にゃーごおすすめポイント①話の内容

小さい子でも聞いていて内容が分かりやすいと

私は、思います。

ねずみたちののんきさと

やさしさに

ねこ自身も始めの思惑とかわってしまったところが

ほっとするとともに、吹き出しそうになります。

にゃーごおすすめポイント②絵

絵も優しい色合いで

かわいらしい印象です。

大きなねこがページいっぱいに描かれたり、

アングルも楽しいです。

優しい筆のタッチが、

ウルトラマンやティラノサウルスシリーズと違っていて、

私が同じ作家さんが描いたとは

まったく思っていなかったところです。

ニャーゴを読んだ感想

ニャーゴに登場する3匹のねずみたちの

気楽さが羨ましい。

児童にこういう子がいたら…

我が子が話を聞かずに話に夢中になっていたら…

つい

「話を聞いてないから…こんなことになっちゃうんだよ」

と言ってしまいそうです。

しかし、

知らないということが後々自分たちの身を守ることに

なるのかなとも、思えました。

知識があると、相手をその色眼鏡で見てしまうのかな

なんてこの話を読んで思いました。

にゃーごが伝えたかったことは

にゃーごが伝えたかったことは、

先入観なしで人に接する大切さとやさしさだと

わたしは受け取りました。

ねずみたちは、

ねこの怖さをというか、

ねこそのものを知らなかったから

先入観なしに振る舞えたのでしょうね。

そもそも、子どもたちって

無の状態なので、

様々なものについて先入観もないし

自分で経験したり体験したりしたことが

自分の信じることなんですよね。

無邪気な存在ですよね。

そして、優しい…

困っている人がいたら

すぐに声をかけてあげたり

手伝ってあげたりしますよね。

ねずみたちは、

子どもそのもののような気がします。

ニャーゴに出てくるねずみたちも、

自分たちの兄弟のために持ってかえってきた桃を

桃が足りない猫に全部あげちゃいます。

そういう瞬発的な、

自分の得とか損とかを考えないで行動できる力を

子どもたちってもち合わせていますよね。

ねずみたちが心から

ねこの子どもたちのことを思って

桃をくれたことに

後ろめたさを感じた

ねこは

小さな声で

「にゃーご」

って言ったのかな。

このにゃーごは

きっと、ねずみたちが解釈していた通り

あいさつの「にゃーご」だったでしょうね。

私も、

せめて人との出会いは先入観なしで

出会ったそのときの

相手自身をみて接していきたいなと思いました。

おまけ

絵本は「にゃーご」と平仮名表記ですが

教科書ではカタカナ表記の「ニャーゴ」ですね。

題名の「ニャーゴ」は、

鳴き声を表していると考えられます。

つまり、擬音語なのでカタカナで表記されたのですね。

絵本を教科書で取り扱う場合には

表記上の問題で

出版されている絵本の表記を変えている教科書は

結構あるので、

先生たちはそんなところも絵本と比べながら読んでみるといいですね。

1年生の光村図書に掲載されている「ずーっとずっとだいすきだよ」

も表記上の書き換えがなされていますよね。

にゃーごのデータ・対象年齢 

著者 作・絵  宮西達也
出版社 鈴木出版
出版年月日 1997年2月1日
ページ数 29ページ
定価 1320円
対象年齢 4・5歳から
登場人物 ねこおじさん、たま 先生 3匹の子ねずみ 子ねずみたち

ニャーゴをかいた宮西達也さんについての詳細はこちらからどうぞ。

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