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メメンとモリ(ヨシタケシンスケ)の感想、名言、伝えたいことや魅力も紹介!ヨシタケシンスケの長編絵本

読み聞かせ

人気絵本作家のヨシタケシンスケさんが描いた

長編絵本メメンとモリをご存じですか。

絵本なのに分厚いのですが、

読みやすくてサクサク読むことができます。

メメントモリではなく、メメンとモリ二人のお話です。

何のこと??と思われた方はこの記事を読み進めてくださいね。

ヨシタケシンスケワールド全開のメメンとモリを読んだ感想、

伝えたいことや魅力、名言などを思うままに紹介していきます。

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メメンとモリの感想

ほろっと力が抜けて心が軽くなる絵本でした。

そのままでいいんだよ。

もっと楽に考えて、思って、

そして生きていていいんだなって

思わせてくれる本でした。

自然に涙が流れてきました。

なんでだろう。

モヤモヤしていたものが浄化されて

スッキリした気持ちになりました。

絵本なのですぐに読み終わることもできます。

私はこれから、迷いや前に進めない時、何度も読んで

勇気をもらうようにしたいなと思っています。

迷った時には何度も手に取りたい絵本でした。

すでに、デスクの本棚に立てました。

おとなが読んでも良い!

子どもの読み聞かせなら高学年くらいにいいのかなと思いました。

メメンとモリではなく、メメントモリとは?

メメントモリとは、

自分が必ず死ぬことを忘れるな

とか

死を想え

という意味です。

この言葉に出会ったとき、

私は明日死ぬとしたら

一番やりたいことをやりたいなと思って

前向きになれました。

それ以来、この言葉を座右の銘にしています。

マイナス思考な私なので

すぐ、良くないことを考えてしまうのですが

明日死んでしまうかもしれないことを思うと

悩んだり、くよくよしたりしていることはちっぽけなことに思えて

気持ちが軽くなります。

ヨシタケシンスケさんの

メメンとモリも同じく

気持ちを軽くしてもらえるので、

私に与えてくれる力はメメントモリの言葉と似ているなと思います。

メメンとモリの魅力

3点の魅力を紹介します。

メメンとモリの魅力①メッセージ性

辛い時、苦しい時、前向きになれない時に

どこのページを切り取って読んでも心が軽くなります。

そのままで、いいんだと思えます。

名言の宝庫です!

メメンとモリの魅力②1ページ当たりの文が短い

素敵なことを伝えてくれていますが

簡単に絵とともに

さくさく読めてしまうところがとっても好きです。

1ページ多くても3文くらいです。

絵本ならではの良さですね。

メンタルが落ち込んでいる時って、

じっくり本を読んだり何かに取り組んだりするのって辛いですよね。

そんな時でもサクサク読めてしまうので

わたしたちに元気を与えてくれている

楽な気持ちで読める本でお気に入りの1冊になりました。

メメンとモリの魅力③余白と絵

ヨシタケシンスケさんの絵の特徴かもしれないのですが

メメンとモリは特に

白い余白が多いと思います。

余白があるというのは、

想像力を膨らませることができるのかなと思います。

そして、その絵が

正面や真横から描かれているだけでなく

斜め上から下を見ているように描かれている場面もあります。

視点が動いているのも楽しいですね。

メメンとモリの伝えたいことは?

命について

生きているとはということについて

考えさせられる本でした。

伝えたいこと①そのままでいい!

生きていくのに

肩ひじ張らなくても

難しく考えなくても

後悔しなくても

そのままでいいんだよ。

この世にいるあいだのできごとは、

そのまま、まるっとオッケーなのだよということを

伝えてくれていると思います。

伝えたいこと②出来事は、受け取り方、考え方しだい

お姉ちゃんのメメンは

モリが色々思案するのですが

視点の変換をして

アドバイスしてくれます。

アドバイスというか

モリに伝えてくれるのです。

ベタかもしれませんが

メメンの見方、考え方が素敵で

わたしたちに勇気を与えてくれます。

メメンのように考えて生きていけたら

素敵な日々を送れる気がします。

メメンを目指したくなりました。

メメンとモリの名言は?

全部!と言いたくなってしまうほどです。

名言だらけですが、あえて私にとっての名言を紹介します。

「ずっとそこにある」ってことよりも、

「いっしょに何かをした」ってことのほうが

大事じゃない?

物に対しても

人に対しても

使ってこそのものであるし

一緒に何かをした…

それが、いいことも悪いことも含めて

一緒に関わって生きていたという証だなと思いました。

いつかは、こわれたりなくなったりするのだから

置いておく、そばにいるだけでなくて

たくさん関わって日々過ごしたいなと思いました。

「自分では選べないことと

自分で選べることがある」って

ことよね。

それを、みわけられるようになりたいわよね

自分で選べないことにくよくよしたり心配したりしている

自分がいるなと思いました。

それを冷静に見分けて

うまくいかないことがあっても、

自分で選べないことは仕方ないと割り切り、

選べることに注力できるようになると

確かに、前向きになれそうな気がして

勇気をもらえた一言になりました。

つまり人は、「おもってたのとちがう!」って

びっくりするために生きているのよ。

思い通りにいかないと

辛かったり、悔しかったり、悲しかったりしてしまいますが

色々な感情を抱くために生きていると言われている気がして

次はどんなびっくり??って

なんだかワクワクしてくるのは私だけでしょうか。

もちろん、負の感情の中にいる時に

ワクワクするなんて難しいですが

それも生きるための目的なんだと思えば

ちょっと時間を空けて振り返った時に

冷静に物事を受け止められる気がします。

もちろん、思っていたのと違って

嬉しかったり楽しいこともわたしたちは、経験することができますね。

ヨシタケシンスケさんのメッセージの一つ一つが

心にしみわたっていきます。

メメンとモリの登場人物や対象年齢、出版社など

著者 文・絵 ヨシタケシンスケ
出版社 KADOKAWA
出版年月日 2023年5月31日
ページ数 136ページ
定価 1760円
対象年齢 5歳/6歳/7歳
登場人物 メメン(姉) モリ(弟)

対象年齢が5歳からとはなっていますが

正直、内容が理解できるのは、

小学校高学年以降かなと個人的には思いました。

自分で読むにしても、漢字にフリガナがないので

高学年以降でないと読めないかもしれないですね。

思春期の子供達やおとなにこそ読んでほしい本だと思います。

作者のヨシタケシンスケさんについては、こちらで紹介しています。

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