春、池には、たくさんのかえるの卵がありますよね。
999ひきのきょうだいシリーズの本は、
そんな卵から産まれたおたまじゃくしからお話が始まります。
子どももおたまじゃくしは、なぜか大好き。
よく、池や水たまりをのぞいている子がいます。
そんな999ひきのきょうだいの内容と感想、
そして作者について全シリーズを紹介しています。
春の読み聞かせにぴったりの絵本です。
ビック絵本もあるので、
もし手に入れば教室での読み聞かせにもいいですね。
999ひきのきょうだいシリーズ(絵本)の作者は木村研
作者について
児童文学作家で手づくりおもちゃ研究家です。
日本児童文学者協会の理事をされています。
また、本を書く以外に非常勤講師や保育園の外部講師も
勤めているそうです。
1949年7月13日鳥取県生まれ。
小学校まで4キロの道のりを通ったそうです。
子どもの頃は、マンガと遊ぶことが好きで、
上京してまんがの編集に携わっていたそうです。
起業やセカンドキャリアでの自分探しでは、
自分の「好き」を考えるよう言われますが
まさに、
小さいころからの「好き」を追及しているような方だなと思いました。
私も、そんな好きを追求していけるような生き方をしたいなと思います。
絵本999ひきのきょうだいシリーズの内容は?
どのシリーズの本を読んでも
ちょっとしたドキドキがあり
最後は、ほんわかする絵本です。
絵もかわいらしいです。
お話の内容が分かりやすいので、小さな子にもすすめです。
999ひきのきょうだい全シリーズのあらすじと感想
999ひきのきょうだい
999ひきのきょうだいのあらすじ
かえるのお母さんが999個の卵を産みました。
998個のたまごからオタマジャクシが生まれました。
一番最初に産んだはずのお兄ちゃんの卵は、まだ寝ています。
きょうだいはもう手や足が出てきているのに
いつまでたっても寝ています。
お母さんに怒られやっと生まれました。
ある日、ヘビがやってきてみんなは隠れたのに
お兄ちゃんだけ隠れずに見つかってしまいます。
きょうだいみんなでお兄ちゃんを助けようとしますが…
999ひきのきょうだいの感想
ヘビから逃げるところが仕掛け絵本になっていて
楽しくページをめくれます。
のんきなお兄ちゃんの生まれるところから
ヘビを運よくやっつけられるまで
ドキドキしながらも
楽しく読める絵本です。
私は、のんびりお兄ちゃんをみんなで受け入れているところも
なんともほんわかする気持ちにさせてもらえました。
999ひきのきょうだいのおひっこし
999ひきのきょうだいのおひっこしのあらすじ
あたたかい日、
小さな池でたまごから999匹のオタマジャクシが生まれました。
みんな元気です。
大きくなるにつれて小さな池は手狭になってしまいました。
お父さんとお母さんは引っ越しを決めました。
999匹の子どもたちとお母さん、お父さんの大移動が始まりました。
行っても行っても水場につかない子どもたちは大騒ぎ
移動の途中でヘビを運んで来たり
上にはおなかをすかせたとんびが飛んでいたり…
とんびにお父さんが捕まってしまいました。
飛び上ったとんびに捕まったお父さんにお母さんが飛びつき…
999匹も飛びついてしまいました。
999匹と2匹のかえるの空の旅はどうなるのでしょう。
999ひきのきょうだいのおひっこしの感想
999ひきの子どもたちが池からいっぱい顔を出しているところや
ヘビを捕まえてきたところ
そして、みんなが連なって空を飛んでいるところ
どこをみてもどうなっちゃうの?
とワクワクしてきます。
そんな事件とは関係なく、
何もわからない999匹が無邪気に楽しんでいるのは、
面白いです。
子どもたちは、
999匹と同じで楽しみながら読んだり聞いたりしているのでしょうね。
999ひきシリーズはどれも子どもたちが楽しんで聞きますが
私は、この999ひきのおひっこしが
子どもたちののりが一番いいような気がしています。
999ひきのきょうだいのはるですよのあらすじと感想
999ひきのきょうだいのはるですよのあらすじ
あいかわらず、お寝坊さんのお兄ちゃん。
春になってお母さんがみんなをおこしますが、
なかなか土の中から起き出せません。
今回は、まだ、土の中から寝息が聞こえてきます。
お兄ちゃんが起こすと、かめのおじいさんでした。
毎年桜が見られなかったそうですが、
今年は、
起こされたので見られたようでお兄ちゃんにお礼をいいました。
お礼を言われたお兄ちゃんたちは、
ほかのお寝坊さんたちをおこしに行くことにしましたが…
999ひきのきょうだいのはるですよの感想
色々な生き物を起こしに行くのは、
どんな生き物が出てくるのかな?
と楽しみになります。
おとなは想像がつきますが…
ヘビが出てきた時は
お母さんがうまくやってくれてなるほど!
と私は感心してしまいました。
かめのおじいさんが起こしたお礼に遠くまで運んでくれて良かったね。
最後ののんきなお兄ちゃんには、また、ほっこりさせられます。
999ひきのきょうだいのおとうとのあらすじと感想
999ひきのきょうだいのおとうとのあらすじ
広い池の片隅で、999匹のおたまじゃくしの兄弟が遊んでいました。
998ひきのきょうだいに足が映えましたが、
小さなおたまじゃくしだけ足がはえていません。
998ひきのきょうだいにてがはえても…
小さなおたまじゃくしはまだ手がはえてきません。
いつも、ワンテンポ遅れ。
そして、一生懸命みんなの後を追いかけます。
ある日、やっとかえるになったかえるは
ヘビに見つかってしまいます。
助けてくれたのは…
999ひきのきょうだいのおとうとの感想
今回の999匹目のきょうだいは、
小さいおたまじゃくしでした。
小さくて成長がゆっくりなので
先を行くお兄ちゃんたちをあこがれの気持ちで見ていたのかな。
ザリガニの赤ちゃんに
お兄ちゃんと言われたときはきっと嬉しかったでしょう。
ヘビに追われたときは、
みんなに助けられてよかったね。
ザリガニの赤ちゃんもとってもかわいい。
2作目の「999匹のおひっこし」の
最後の絵の中にザリガニが登場しているそうです。
探してみてくださいね。
999ひきのきょうだいのほしをさがしに
999ひきのきょうだいのほしをさがしにのあらすじ
仲良くかくれんぼをしていた999匹のきょうだいたち。
寝ていた1匹を見つけてみんなで夜空を見上げていると。
小さな星が流れていきました。
「ほしのおとうとがおちた。」
と迷子になることを心配したカエルの兄弟たちが
星を探しに出かけたのですが…
999ひきのきょうだいのほしをさがしにの感想
999匹は、いつもちがう999匹ですが
最終的にヘビに追いかけられています。
今回は、998匹の弟たちの協力で
ヘビをやっつけることができました。
探していた流れ星は
飛び上るほたるを見て
星が空に帰っていくというのですが
そのシーンが
バックの綺麗な青色と蛍の光の色がとてもきれいで
何度も見たくなります。
ほたるをみたり、夏の夜空を見たりしたくなりました。
999ひきのきょうだいのおやすみなさいのあらすじと感想
999ひきのきょうだいのおやすみなさいのあらすじ
シリーズ初の秋の季節のお話です。
ねむそうな大きなお兄ちゃんのカエルを
まだ、秋だからと散歩に連れ出す998匹の弟たち。
冬まで起きて、雪を見たいのだそう。
散歩の途中で落ち葉やを見つけたり
くしゃみして葉っぱの下の生き物たちをおこしたり
おしくらまんじゅうをしたり…
それでも眠くなるお兄ちゃんは
散歩の途中で寝始めてしまいました。
その横にいるのは…
みんな雪を見ることができたのかな?
999ひきのきょうだいのおやすみなさいの感想
のんびり、ねむたがりのおにいちゃんにいやされます。
葉っぱの下の生き物や
眠くなるお兄ちゃんを引き連れて必死に雪を見たいと
起きて散歩している998匹のきょうだいたちが
かわいらしいです。
秋から冬への変化を少しでも見付けられたら楽しいです。
この季節のお話なのでヘビは出てこないのかと思ったら…
やっぱり出てきました。
どんなところで出てくるかは絵本を読んで確かめてみてください。
999匹のきょうだいシリーズでは、
かえるをよく見るとKやTの文字が書かれているものがあります。
絵を見て楽しむこともできます。
小さい子からもたのしめるのでおすすめです。
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