2023年の中学年(3・4年生)向け課題図書に
選ばれている
「化石のよぶ声がきこえる」
現在も活躍している、世界で最も優れた
恐竜ハンターの一人として活躍中のウェンディ・スロボーダについて
書かれた伝記絵本です。
あらすじや読んだ感想
感想文を書く時のちょっとした視点、
伝えたいことや名言などを紹介していきます。
化石のよぶ声が聞こえるのあらすじ
ウェンディは、ほかのみんなが気付かない
すてきなものを見つけることができます。
学校が終わると
すぐにかけ出し、宝探しへでかけます。
さがすものは、すてきなものならなんでも。
お気に入りの写真は、
しんしつのたなにかざって、ながめています。
12さいのとき、学校の遠足でいえのちかくにあるバッドランドへ行きました。
そこで、さんごの化石を見つけました。
そこは、何千万年も前、海だったそうです。
昔海の下だったところで
生き物が暮らしていたことを知り、胸が熱くなり
化石探しに没頭するようになりました。
みんながみのがすものを、
ウェンディだけは、見つけることができました。
17歳の時に見付けたのは、
とびきりめずらしい恐竜の卵の化石でした。
多くの古生物学者がやってきて、
たまごの化石をみつけ、
その中にヒパクロサウルスの赤ちゃん化石がみつかり、大発見となりました。
ウェンディはもっと知りたいと思い
化石をクリーニングする技術を学び、
自分の仕事としました。
恐竜の研究で世界的に有名な博物館で働くころになり、
世界中を飛び回っています。
「化石のよぶ声がきこえる人」と
よばれるほど、行くところで化石を見つけます。
ある日、アルバータ州で
トリケラトプスのような角竜類の仲間の化石を見つけました。
4年以上もの歳月をかけて、
そのあたりにある骨を多くの仲間とともに掘り出すと
新種の恐竜の骨だと分かり、
角竜類の進化の秘密がひとつ明らかにされました。
その恐竜は
「ウィンディケラトプス」
と名づけられました。
まだまだ、ウィンディは次の発見をもとめる旅を続けています。
化石のよぶ声がきこえるの感想
ここまで小さいころから好きなものに没頭できて
ずっと、それを続けていることが
すばらしいし、
それを続けられることは
ある意味、
うらやましいなと思います。
わたしは、小さいころ何がしたかったのか
何が好きだったのかも忘れてしまいました。
今、自分探しをするのに
それを思い出している最中です。
自分の「好き」がそのまま仕事にできるって
とってもすてきですね。
ウェンディは、
楽しみながら仕事も人生も送っているのだろうなと思います。
化石のよぶ声がきこえるの名言・伝えたいこと
授業のおわりを知らせるベルがなると、
ウェンディはすぐさま外へとかけ出します。
それだけ、すてきなものさがしが大好きだったのですね。
そして、ちょっとした素敵なものを見つける目が育ったのですね。
きみはいい目をしているね!
先生が、化石を見つけた時に言ってくれた言葉です。
なんて、ぴったりの声掛けができるのでしょう。
そんな先生に出会えたウェンディ
よかったね!
ここが昔は海の下で、たくさんの生き物がくらしていたなんて。
ほかにも、こんなすてきな物語を見つけることができるかもしれない!
12歳のウェンディにとって
信じられないような事実だったでしょうね。
地球の偉大さ、不思議さを感じることができますね。
化石の魅力に取りつかれていったのがよく分かります!
化石は、過去のひみつをわたしたちに教えてくれます。
化石のことを知らなかった人たちも
化石の素晴らしい役割を知ることができる一文ですね。
化石のよぶ声がきこえるの読書感想文を書くヒント3
こんなところを自分と照らし合わせて書いてみたら??
ということで3つ考えてみました。
今、自分が打ち込んでいる好きなこと、夢中になっていること
ウェンディは、小学生の頃
自分がワクワクするたからものをさがすのがすきでした。
あなたは?何が好き?
なぜそれが好きなんだろう。
ぐたいてきには、どんなことをして
すごしているのかな?
それをやった時のできごとは?
何も特別なことを書かなくてもだいじょうぶです。
いま、すきなこと、それをちょっとウェンディとくらべながら
書いてみるといいですね。
ちがいや、にているところなど書けるとさらにいいですね!
好きなものなどがない人には
ウェンディの生き方をみて
どう思ったかな?
周りにいるともだちやみぢかな人で
すきなことをやっているのを羨ましく見ていることはないかな?
そんな気持ちを素直に書いてもいいですね。
もしかしたら、
自分のやりたくないものを無理してやっていないかな?
ちょっとじぶんのことをかんがえてみよう。
ちょっとしたことでもいいから、
じぶんがこれをやってみたいと思ったことを
「これをやってるんだ!」
って、意識してやってみたらなにか気付くことがあるかもしれません。
それを書いてみてもいいですね。
言われて嬉しかった一言、心に残っているひとこと
ウェンディは先生に
「きみはほんとうにいい目をしているね。」
と、2回も言われていますね。
そんな
自信につながったり、うれしかったことばをもらったことがあるかな?
どんな時に、どんなふうに行ってもらって
どんな力がわいたかな。
そんな切り口でも、感想文を書くことができそうですよ。
化石のよぶ声がきこえるの登場人物や出版社など
著者 | ヘレイン・ベッカー作 サンドラ・デュメイ絵
木村 由莉 訳・観衆 |
出版社 | くもん出版 |
出版年月日 | 2022年11月9日 |
ページ数 | 40ページ |
定価 | 1760円 |
対象年齢 | 小学校低学年以上 |
登場人物 | ウェンディ 先生 (古生物学者たち) |
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