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絵本「はなのみち」1年国語教科書に掲載。いつから?絵本との挿絵の違いなど紹介

教科書

光村図書の小1の国語の教科書に最初に掲載される物語文です。

絵本「はなのみち」は、

教科書に掲載が始まった後に絵本として出版されたようです。

そんな「はなのみち」の魅力や教科書にいつから掲載されているのか

子どもへの問いかけなどを紹介していきます。

挿絵は絵本の画家さんと教科書の画家さんでは全く違っているのです。

教科書がある方は、教科書と絵本の違いを楽しんでください。

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簡単なあらすじ

くまさんが袋を見つけたことから

お話が始まります。

「なにかな?」

と思ったくまさんが

友だちのりすさんに聞きにいきます。

しかし、袋に穴が開いていたので中身を落としてしまいました。

りすさんの家についた時には中は空っぽ。

あたたかいかぜがふきはじめたころ

花の一本道ができた

というお話です。

教科書にいつから掲載されているの?

昭和55年よりずっと掲載されています。

教科書に掲載されている作品で一番古いのが、

昭和46年からのものです。

それを、考えると

「はなのみちも」

長い間、掲載され続けていると考えることができそうです。

そうは言っても、

1年生の物語文は古くから掲載され続けているものが多いです。

低学年の物語文は、絵本からの掲載が多いので、

絵本には、普遍的な大切な価値観が込められていると

考えられるのかもしれないですね。

教科書「はなのみち」と絵本「はなのみち」挿絵の違いは?

そもそも、画家さんが違っています。

場面の絵のかき方も違っています。

画家さんの違い

絵本の「はなのみち」は、

土田義晴さんの画です。

土田義晴さんは、

ほんわりとしたあたたかみのあるかわいい

くまやきつねの絵を描かれています。

「つりばしゆらゆら」や

「きいろいばけつ」

などは、他の国語の教科書に取り上げられていたので

もしかしたら絵の雰囲気をご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

「ゆめをにるなべ」

これも土田さんの絵です。

教科書の「はなのみち」は、

柿本幸造さんの画です。

同じく1年生の教科書に掲載されている

「くじらぐも」

の画家さんでもあります。

ご存じの方も多いかと思いますが

「どうぞのいす」

も手がけていらっしゃいます。

場面の違い

話を読み進めるのに

大きな違いのポイントは、

ふくろをみつける場面ではないかなと思います。

教科書は、家の中で見つけています。

ふくろのなかみを手にするくまさんが描かれているので

その時点で、

ふくろのなかみが「たね」であることに

気付く子も多くいます。

 

それに対して、

絵本は、道の途中で袋を見つけます。

中身は描かれていません。

袋の中身は何かな?と

想像しながら読み進められます。

話の最後まで読み進めて

ようやく、袋の中身が何だったのか

気付くことができるようなしかけになっています。

小さな子どもにとって

物語の絵は、話を理解するのに大きなヒントになったり

イメージを膨らませる手助けになります。

どちらのお話を先に出会わせますか?

子どもへの問いかけ

1年生の最初の物語文とあって

読む部分、つまり描写は少ないのです。

その分、問いかけによって

子どものイメージを広げることができると思っています。

色々問いかけることができると思います。

①くまさんは、りすさんに何を聞きに行きましたか?

②くまさんは、袋の中身が何か分かったのかな?

③このお話の季節はいつかな?

 りすさんに聞きに行った頃は?お話の終わりの頃は?

④どうして、(季節について)そう思ったの?

 国語の学習としては、

「あたたかいかぜがふきはじめました。」

に着目させたいですよね。

⑤くまさんは、花の一本道がどうしてできたのか知っているのかな?

⑥花の一本道はなんでできたのかな?

くまさんやりすさんは

どんな会話をしたのか考えるのも1年生の5月くらいの時期なら

たのしめそうですね。

また、教科書の挿絵を使うなら

⑦同じ場所の二つの挿絵を手掛かりに

違いや季節を考えるのも楽しいです。

絵本「はなのみち」の登場人物など。英語版も

著者 岡 信子 さく  土田 義晴え
出版社 岩崎書店
出版年月日 1998/1/28
判型・ページ数 23ページ
定価 1430円(税込み)
登場人物 くまさん、りすさん

2019年には、「Flower Trail はなのみち」が出版されています。

Soshi Uchida 英訳

27ページと少しページ数が増え

定価は2200円でCD付です。

日本語の文章も簡単なので

短い英文で入門期にも適していそうですね。

お話を知っているのも英語に親しむには

取り掛かりやすそうですね。

小学校1年生で掲載されている絵本については

こちらで紹介しています。

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