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ぐりとぐらはどっちがどっち?関係や名言、せりふ、伝えたいことは?

名作

長年親しまれている「ぐりとぐら」

わたしが子どもの頃からあったようですが

わたしは記憶になくて…

子どもたちに読みました。

なかよしのぐりとぐらのお話はシリーズになって7冊あります。

今回は、その中の最初に発刊された「ぐりとぐら」について

二匹の関係やどちらが「ぐり」でどちらが「ぐら」なのかを始め

伝えたいことや名言、魅力などを解説していきます。

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ぐりとぐらのあらすじ

のねずみのぐりとぐらは、

おおきなかごをもって

おりょうりのざいりょうをとりに

もりへでかけました。

するとみちのまんなかにおおきなたまごがおちていました。

ふたりは、それでかすてらをつくることにしました。

でも、おおきくて、家に無事にもちかえれそうにありません。

そこで、2ひきは、たまごがあったばしょに

どうぐをもってきて、かすてらをつくることにしました。

家に帰るといちばんおおきなおなべに、ざいりょうをもって

たまごのところまでもどります。

おなべは、さすがにおおきくてりゅっくにははいりません。

ひっぱっていくことにしました。

ふたは、転がしていきました。

たまごを割ろうとしても硬くて割れません。

いしでたたいてわりました。

かすてらをやいていると

もりのどうぶつたちがあつまってきました。

みんなにもわけてぜんぶたべてしまいました。

のこったのはふらいぱんと、たまごのからだけ。

さて、たまごのからで何を作ったかは

絵本を見てください。

ぐりとぐら二ひきの関係

のねずみの、ぐりとぐらはいつもなかよしで

好きなことはお料理すること食べること

なかよしな二人の関係は

福音館書店のHPによると、

双子の兄弟だそうです。

どっちがぐりでどっちがぐら?

これも、福音館書店にヒントが書かれていました。

どっちが「ぐり」で、どっちが「ぐら」かって?

答えは、絵本の表紙(とくにタイトルの色)をよーく見てください

とあるので

青がぐり

赤がぐら

ですね。

さて、ぐりとぐらは男の子か女の子か?

今の世の中言葉遣いだけでは決められないのですが…

それでもあえて考えてみると

「おつきさまぐらいのめだまやきができるぞ。」

の「ぞ」を使ったことで

ぐりは男の子。

「ぼくらのべっどより、もっとあつくて、

ふわふわの たまごやきが できるぞ」

と言っていることから

ぐらも男の子かなと思います。

その前のページでは

「にようね。」や「しようね。」

が使われていて女の子っぽい表現をしてはいるのですが

息子が小さかった時は共感したり、誘う時に

「ね。」を使っていたなぁと思って…

やっぱりぐりとぐらは男の子!とわたしは結論付けました。

ぐりとぐらの魅力は

「ぐりとぐら」がうまれたのは、

1963年。

以来、60年もの長い間

子供たちから人気の「ぐりとぐら」の絵本の魅力は…

おとなにとっては、

ふつうのお話かもしれませんが

子ども目線で考えてみます。

絵がかわいい。動きがある。

ぐりとぐらの絵は、シンプルですが

かわいらしさがありますよね。

そして、一つ一つの動きが想像しやすいと思います。

かすてらのにおいにつられてやってくる

動物たちの表情を見てください!

焼けるのを待つ動物たちの表情も。

動物にこんなに穏やかな、嬉しそうな表情が描けるなんて素敵ですね。

絵をみるだけで、ストーリーが分かる。

小さい子には、それだけで満足ではないでしょうか。

ワクワク感

おおきなたまごから

何を作ろうか。

カステラ!

大きなものがあるだけでもワクワクするのに

それから、またまた

大きなカステラができるのですから、

子どもたちのワクワクはどんどん膨らんでいくでしょうね。

本当に自分たちも大きなカステラが食べられたらなぁと

思うこと間違いなしですね。

森の動物たちまたは、ぐりとぐらと同化しながら

焼けたカステラを見たいとページをめくりながら思うだろうと思います。

 

余談ですが…我が子たちに

顔以上の大きなおせんべいを

お土産に買って帰ったことがあります。

もう大興奮でした!

大きなものってきっと

子どもにとって特別なものなんだと思います。

 

そうそう、かすてらのふたをあけるところなんて

きっと、絵本を読んでいる子達も

どんなのがでてくるのか

ドキドキしながらみているのではないでしょうか。

やさしさが詰まっている

2ひきが相談してカステラを作ることにした場面も

2ひきが森の動物たちにカステラをわけてあげて

みんなで食べているところも

なかよく決めたり、

分けたりする。

そういうやさしさを

安心感をもって読み進めていくのではないかなと思います。

さいご、たまごのからまで…

なにになるかは、

絵本を読むまでのおたのしみですが、

最後の一文は、

さあ、このからで、

ぐりとぐらは

なにをつくったとおもいますか?

です。

次のページに

絵で描かれています。

文字にしていないところが

なんだか余韻を感じるのは私だけでしょうか。

最後の最後のページまで、わくわくする仕掛けです。

ぐりとぐらの名言

独断と偏見になりますが

ぼくらの なまえは ぐりとぐら

このよで いちばん すきなのは

おりょうりすること たべること

ぐり ぐら ぐり ぐら

4文字ずつなので

読んでいてもリズムが良く

ついつい歌いたくなります。

私も、読み聞かせの時は即興で歌を作っていました。

ぐらがおなべのふたをとると、

まあ!きいろいかすてらが、

ふんわりとかおをだしました。

楽しみにまっていたかすてらが

できあがったところです。

ふんわりと顔を出すなんて

どんなかすてらか…

おいしそうな、やわらかそうなかすてらですね。

ぐりとぐらの伝えたいこと

心に響くほどのメッセージ性があるかというと

首をかしげる人も多いかもしれません。

でも

やっぱり好きなことをする

(ここでは、おりょうりすることたべること)

そうすると

自分も楽しいけれど

周りにも楽しさや幸せを分けられるということかな。

とわたしは感じました。

もう一つ、

楽しみは独り占めせず

みんなに分けてこそ幸せになる

そんなことも感じられました。

穏やかに物語は進むので

なんだか、安心して読み進められる絵本ですね。

あたたかい、楽しい気持ちにさせてくれる絵本です。

ぐりとぐらの登場人物や出版社など

著者 なかがわりえこ著  おおむらゆりこイラスト
出版社 福音館書店
出版年月日 1967年1月20日
ページ数 28 ページ
定価 1100円
対象年齢 読んであげるなら 3才から  

自分で読むなら 小学低学年から

登場人物 ぐり ぐら もりのどうぶつたち

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