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どうぞのいすの魅力や見どころを考察!思いやりについてほっこり感じられる絵本を紹介!

名作

どうぞのいすの読み聞かせ対象は

年齢の低い子たち向けではありますが、

小学生の読み聞かせにもぴったりです。

特に、入門期の1年生に。

自分で字を読み始めた子達にも

ストーリーが分かりやすく、読みやすい絵本です。

ほっこりする優しい気持ちになるお話です。

思いやりについて自然に理解していける

そんなどうぞのいすの魅力や見どころを考察していきます。

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どうぞのいすあらすじ

うさぎは、

しっぽをつけた小さいいすを作りました。

「どうぞのいす」と

たてふだもつけていすとともに

木の下におきました。

すると、通りかけた

ろばさんが、

いすの上にひろったドングリをおいて

こかげで昼寝をはじめました。

そこへ、くまさんがやって来て

どうぞのいすの上にあるどんぐりを

「どうぞ」と言われていると思い

ぜんぶた食べました。

かわりに、もっていたはちみつをおいていきました。

でも、ろばさんはねたままです。

そのうち、きつねさんがやってきて…

つぎに、りすさんがやってきて…

さいごにかごの中をみたろばさんは何を見たのかな?

次は、何を置いていくのだろうと

ワクワクすること間違いなしです!

どうぞのいすの魅力やおもしろさを考察

どうぞの椅子の魅力は、

簡単な言葉で書かれていて、

短いストーリーで分かりやすいところです。

話の内容が優しいのと同じで、

絵も優しいタッチで描かれていてほっこりします。

うさぎさんはどうぞのいすを

「疲れているでしょうからちょっと腰掛に使ってね。」

という気持ちで置いたのでしょう。

しかし、次のページをめくると

ろばさんは

いすには座らず荷物を置きました。

そして自分は、近くの木の下で寝てしまいます。

この、

どうぞのいすの始めの予想をくつがえされるところも

魅力の一つだと私は思います。

そして、

どうぞのいすに置かれたバスケットはどうなっちゃうのか??

そんなことを考えながら、

子どもたちはお話の世界に引き込まれていくと思います。

そして、新たなものが代わりに入ってくる

と分かった子友達は、きっと、

どんなものが入るのかな?

次は何か入るのかな?

それともなくなっちゃうのかな?

ろばさんはいつおきるのかな?

そんなことを考えながら

ワクワクお話のページをめくっていくことでしょう。

変化のある繰り返しで

すこしずつ、

バスケットに入れるものが変わっていくところも

楽しめる魅力だと私は思っています。

どうぞのいすの伝えたいこと

うさぎさんのやさしさ

自分の作ったいすの置き場を

木のそばにして

そのわきに

どうぞのいす

という立札を立てたところは、

人のために使ってほしいという

優しい気持ちの表れではないでしょうか。

自分だけのものにするのではなく、

他を思いやるy些細さがあふれた行動だと思います。

次に使う人のことを考えた行動(思いやり)

どうぞのいすの前に来る動物、来る動物が

何かを持ってきて

椅子に置いてある食べ物を食べてしまいます。

後の人がお気のどく…

と、持っていたものを置いていきます。

そんな行動に心の温かさを感じます。

うさぎさんの優しさが伝わり、

優しさが広がっているような気持になり

自然に笑みが浮かびませんか?

自分だけ使って終わりではなく

後のこと、次の人のことを考えた行動に

私は、思いやりの大切さを

自然に子どもたちは感じることができる

素敵な絵本だと思います。

どうぞのいすの心に残ることば

でも からっぽになってしまっては

あとのひとに おきのどく

どうぞのいすの前にやってきた動物たちはみんな、

この言葉を言って、

次に来る動物たちのことを考えて

持ってきたものを置いていくのでした。

自分も、食べたものに満足しているから

分けることもできるのかもしれないですね!!

どんぐりって

くりのあかちゃんだったかしら。

お昼寝からさめた

ロバが言った言葉です。

なんとも、かわいらしく愛らしい!!

そして、なんとものんきな、気のいい、小さいことにこだわらない?

いろばさんを思わせる言葉ですよね。

私はおもわず吹き出しそうになりました!

小学生に読み聞かせするのにおすすめの時期は?

私が、よく読み聞かせた時期は

国語で光村図書を採用している時は、

はなのみちを学習した後でした。

はなのみちの絵を描いているのが

このどうぞのいすの絵を描いた柿本幸三さんなのです。

はなのみちも、絵が素敵なのですが

どうぶつが似ているんです!

だから、

光村図書の1年生の最初の物語教材のはなのみちの学習を終えたすぐに

どうぞのいすの絵本を読み聞かせすることが多かったです。

子どもたちも絵が似ていることに

気付いて興味をもってお話を聞いていました。

字も読み始められるようになった頃の子どもたちにも

自力で読むきっかけを与えるのにもよい絵本だと思います。

読み聞かせをしてもらった本って、

子どもたち手に取りやすいのですよね。

または、道徳の思いやり・親切の項目を教えた後にもおすすめです。

はなのみちについて詳しく知りたい方は

こちらからどうぞ。

(絵本のはなのみちの画家は土田義晴さんです。)

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どうぞのいすの登場人物や出版社など

著者 香山美子作  柿本幸三絵
出版社 ひさかたチャイルド
出版年月日 1981年10月31日
ページ数 32ページ
定価 1100円
対象年齢 2・3・4歳
登場人物 うさぎさん ろばさん くまさん きつねさん りすさん

 

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