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だいじょうぶだいじょうぶ作者はいとうひろし。最後に込められた思いや伝えたいことを考察!

教科書

今回紹介するだいじょうぶだいじょうぶは

小学校の5年生の国語の教科書にも採用されていました。

いとうひろしさんのお話は

ルラルさんシリーズで初めて出会いました。

だいじょうぶだいじょうぶは、

5年生の教科書に掲載されている絵本ということで

どんな話だろうと思って読み進めましたが

これが心が何だか優しくなるというか

温かくなる絵本でした。

そんな素敵な絵本だいじょうぶだいじょうぶの

最後に込められた思いや伝えたいことを考察してみました。

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だいじょうぶだいじょうぶのあらすじ

ぼくは、ちいさいころから

おじいちゃんと毎日のようにおさんぽをたのしんでいました。

ちかくをあるくだけだったけれど

すこしずつ行動範囲を広げるうちに

新しい発見や出会いも増えていきました。

それと同時に

怖いことや不安も増えていきました。

そんなときな

おじいちゃんは手を握り

「だいじょうぶ だいじょうぶ」

とつぶやいてくれました。

怖いことや不安は

そのうち消えていったり

そこまで不安と思う必要がないことなどを

分かっていくのでした。

ぼくは、大きくなりました。

それに反して

おじいちゃんは…

人生ってそういう巡り巡っていく感じですよね。

最後はどんな話になるのか

ぜひ本を手にしてみてください。

だいじょうぶだいじょうぶの作者はいとうひろしさん

だいじょうぶだいじょうぶの作者の

いとうひろしさんは、1957年生まれです。

本名は伊藤寛さん。

東京生まれ、早稲田大学教育学部在学中に

児童文学研究会に所属し、絵本を創作し始めました。

日本の絵本作家、イラストレーターで

童話やイラストも手がけています。

おさるさんのまいにちシリーズや

ルラルさんシリーズ、

ごきげんなすてごシリーズ

などの絵本を手がけています。

我が家の子たちは

ルラルさんシリーズの

ルラルさんのにわが大好きで

絵も話も楽しんでいました。

優しい絵が特徴で

たくさんの動物がいるのもお気に入りだった理由ではないかなと

勝手に思っています。

だいじょうぶだいじょうぶは小学5年生の国語の教科書に掲載!

2005年以降、令和2年度発行の

東京書籍の小学校5年生の国語の教科書に掲載されています。

5年生の教科書に掲載されるには

少し、話が短いのかな?

とも思ったのですが

この、だいじょうぶだいじょうぶの

お話の伝えたいことや

人の深いつながりを理解するのは

5年生くらいなのかな?とも思いました。

だいじょうぶだいじょうぶ

という言葉に託された思い。

おじいちゃんからぼくへ

ぼくからおじいちゃんへ

こうやって、

思いは継承されていくのだなと

改めて考えさせられました。

教科書には、

音読の工夫とあるので

だいじょうぶだいじょうぶという

何度か出てくる言葉を

どんな気持ちを込めながら

読むのかということを

考える必要がありそうですね。

だいじょうぶだいじょうぶの最後に込められた思いや伝えたいことを考察

いとうひろしさんのやさしい絵のタッチは、

おじいちゃんの心をあらわしている気がします。

なんとも優しいまなざしで

ぼくを優しく包み込んでくれているようです。

本当に小さいころから

ぼくはおじいちゃんとともに時を過ごし

不安や恐怖からも

おじいちゃんの

「だいじょうぶ だいじょうぶ」

に守られて、安心して

成長していっているのでしょう。

そして、

その役割は

時を経て、

入れ替わりました。

出歩くこともできなくなり

ベットに横たわったおじいちゃんに

ぼくが

だいじょうぶ だいじょうぶ

と、伝えるようになりました。

お互いを思いやる優しさとともに

力強さも感じられる

こころがほっとする話です。

私も年齢を重ね

自分のこれからに不安を感じたり

今までとは違うということを

漠然と心配したりすることもあるのですが

こうやって伝えた言葉や行動としてまいた種は、

また違うところで芽をだして

自分に戻ってきたり

他の人たちに伝えられたり

受け入れられたりすると考えると

生きる意味と言うのは

そんな種まきの繰り返しなのかもしれないな…

などと思えます。

ちょっと飛躍しすぎかもしれないですが…

そんな輪廻的なことも感じてしまうお話でした。

握っている手も

お話の中で大切な要素だと思います。

始めはぼくの小さい小さい手と

おじいちゃんの手がつながれていたことでしょう。

さいごは、大きくなった僕の手と

しわしわで細くなりちょっとか弱くなったおじいちゃんの手

がつながれている…

でも二人のつないだ手には温かいものが

いつもいつも流れているんだろうな…

なにがあっても

だいじょうぶ だいじょうぶ

大切な人がそばにいて

守っているよ。

そんなメッセージを受け取り

命をつないでいくということにほっとしました。

最後に

この話を読んで、

自分が中学生だったころをふと思い出しました。

私にも一緒に暮らしていた祖母がいました。

近くの銭湯に時々行っていました。

歩いて15分くらいはかかっていたはずです。

歩道橋を渡り、そこまで行くのですが

よく手を引いて夕方一緒に行ったものでした。

家にお風呂もあったはずなのに…

私が小さい頃はお風呂もなく

逆に手を引かれて銭湯に行っていたような…

幼少の頃のことを

きっとその頃の私も覚えていて

何かを感じていたような気がします。

余りに昔過ぎて忘れてしまいましたが…

だれがどういっても

おばあちゃんには、優しくしたい気持ちが強かったなと思います。

私も、立場が入れ替わって

優しい気持ちで一緒に歩いていたことを

ふと、思い出しました。

だいじょうぶだいじょうぶの登場人物や出版社など

著者 作・絵 いとうひろし
出版社 講談社
出版年月日 1995年10月17日
ページ数 31ページ
定価 1100円
対象年齢 3歳から 大人にもおすすめ
登場人物 ぼく おじいちゃん

 

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