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100万回生きたねこは何を伝えたい?最後から考察!感想、名言も

名作

「100万回生きたねこ」は、ご存じでしょうか。

最後なぜ猫は生き返るのはやめたのか考えさせられる絵本だと思いました。

子どもの絵本というより、大人にこそ読んでほしい絵本だなと思います。

大人にならないと分からないことがあるそんな絵本です。

そんな、この本のあらすじや感想、名言などを紹介しようと思います。

初めて知った時は、正直、なんで取り上げられるのだろうと思ってはいたのですが

何度か読み直しているうちに最後についての解釈も変わっていきました。

最後に、なぜねこは生きるのをやめたのか私なりの考察も紹介していきます。

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100万回生きたねこのあらすじ

 100万回死んで、100万回も生きた

つまり、

死んでは生まれ変わって…を繰り返していたねこがいました。

色々な人がその猫を飼いました。

王様、船乗り、サーカス、泥棒…

そのたびに、ねこは、かわいがられ、死んだときは飼い主が泣きました。

でも、ねこは自分自身が死んだとき、泣きませんでした。

でも、ねこは飼い主が嫌いでした。

死ぬのも平気でした。

でも、はじめてだれのねこでもなく

自分のねこになりました。

色々な猫が寄って来ても、見向きもしません。

自分自身が好きだったのです。

ある日、自分に見向きもしない美しいしろねこに出会います。

「おれは、100万回も、死んだんだぜ。」

と自慢しますが

しろねこは

「そう」

と言うだけでした、

100万回生き返ったことに価値を見出さなくなり

そんな言葉を伝えることより

「そばにいてもいいかい。」

と言って、そばにい始めるのでした。

100万回生きたねこ名言

ねこは、白いねこのとなりで、しずかにうごかなくなりました。

ねこはもう、けっして生きかえりませんでした。

ここの、解釈を考えるのがこの本の醍醐味でしょう。

100万回生きたねこの感想

読んだ時(状況によるのか)によって

感じ方が変わるなと思いました。

とても流行った時があったのですが

その時に読んで

正直なんでこんなに話題にされているのだろうと

思っていました。

読めていなかったのでしょうね。

今は、

色々なメッセージを受け取ることができます。

最後の受け取り方、解釈は次の項目に委ねます。

前半部分で…

色々な飼い主のもとで猫が飼われ、

どの飼い主もとらねこをかわいがり、

死んだときにないたと書かれていました。

しかし、私には、どうしてもかわいがっているとは受け取れないのです。

戦争が上手な王様も

ねこを立派なかごに入れて、戦争に連れて行き、

そこで、とんできた矢に当たって死にます。

船乗りのときも、連れまわし、船からおちて死にます。

飼い主は、猫のことをかわいがったと言いながら

飼い主本位で一緒に連れまわしているとしか思えないのです。

だから、猫は本当に大切にされたのかな?

幸せだったのかな?

飼い主は、自分のものとして猫を扱っているようにしか

私には感じられず

自分の都合の良いように扱っているとしか感じられないのです。

だから、大切にされていると言えるのかなぁと思っています。

だから、猫は何度も生き返ったのかなと思っています。

これは、初めて本を読んだ時から変わらない感想です。

そして、前半部分は、子育てでも

気を付けたい所だなぁと思います。

親が、自分のやりたい方向に引っ張っていないか…

子どもの気持ちはどうなのか…

まさに、子育て中の自分は前半部分が心に残っていました。

100万回生きたねこの伝えたいことを最後から考察

100万回生きたねこの伝えたいこと

今、読んでの自分なりの考察です。

自分がだれかを愛することを知ったから。

自分だけでなく、

他の誰かを思い、

他の誰かのために生きる、生きていたい

そう思えることが

人生で一番大切で素敵なことなのだろうと

この話は感じさせてくれます。

大切な存在に出会うまでは、

「しぬのなんて平気」だったのですから。

愛することを知って、

自分より大切な存在を知り

だからこそ、死を悲しみ

愛を知ったので、

別の誰かに出会うためではなく

とらねこは、しろねこをいつまでも思うために

生き返る必要がなくなったのだと思います。

しろねこのいない世界で生き返る意味がないから

しろねこが死んだとき

100万回…生き返った分だけ涙を流しました。

100万回経験できなかった

死への悲しみをここでけいけんしたのですよね。きっと。

それほど、しろねこへの愛は深かったのだろうと思います。

自分自身の人生を歩めたから

感想にも書きましたが、

飼い主本位の飼い主の枠の中で生きることではなく

自分でやりたいことをやり

気になる猫に出会い、

一緒にいて子どもも生まれ

共に生き

そういう、自分で選んだ人生に

悔いが残らなかったのだろうと思います。

私も、自分らしく生きていきたいと思います。

 

そのとき、そのときで解釈が変わっていきそうです。

また、感じた時に付け足していきたいです。

100万回生きたねこのデータ・対象年齢

著者 佐野洋子 作・絵
出版社 講談社
出版年月日 1977年10月19日
判型・ページ数 31ページ
定価 1650円
対象年齢 4歳・5歳・5歳・6歳・7歳以上

断然大人だと個人的には思います。

「100万回生きたねこ」読み終わった後に

ねこは、なぜ、ないたのか

ねこは、なぜ生まれ変わるのをやめたのか

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